筆者のMINIコンバーチブル(R57)の積載例
キャリアなどの追加装備ができない
当たり前ですが、コンバーチブルは屋根が幌であるため、ルーフキャリアなどは付けられません。
おまけにハッチバックであり、筆者が以前乗っていたAlfaRomeoスパイダーのように、トランクの上にキャリアを装備する事もできません。
また、筆者のモデルCooper Sは、マフラーがセンター出しのため、ヒッチを付けてラックを増設する事も難しいので、パッキングの際は相当なクリエイティブさを求められます。
パッキングのこだわり
筆者は可能な限り幌を開けて、大自然の空気を感じながらドライブを楽しみたいので、幌の収納スペースには荷物を積まない事と、オープン走行で荷物が飛ぶことが無いよう、積載の高さにも気を付けています。
基本的には、いつも後部座席にカヤックと寝袋、マット、着替えやクーラーボックス、トランクに5Lの水タンク、テント、調理器具、食器、椅子3脚、テーブル、調理器具、その他備品をトートバックに振り分けて詰め込みます。
私の場合、椅子と小型テーブルを、荷物の上に積むようにしています。
こうする事で、荷物の出し入れの際、椅子とテーブルを先に展開し、その上に荷物を仮置きできるので、地面が濡れている時などに、荷物を汚す事がありません。
一度、四人乗車可能な状態で、キャンプに出かけた事がありますが、その際にはリアハッチに、オートバイ用の50L防水バックを二つくくり付けると言う、荒技を試した事もあります。
ナンバーと、方向指示器、テールランプを荷物で隠さないように注意し、荷物が崩れないように、自己責任でお願いします。
番外編として、27.5インチのマウンテンバイクを積み込む際は、後部座席を畳み、トランクまでスルーにして、幌を開けて上から積むと言う裏技を使います。
屋根がないと、天井の高さは無限になるので、積込は楽になります。
写真の状態で、フレームの上に外した前後輪を重ねます。息子の16インチBMXと、テント、寝袋などの軽装キャンプ道具一式は積込可能です。
他のMINIオーナーたちのキャンプ模様
SNS時代の昨今、筆者もMINIのコミュニティで、キャンプを楽しんでいる方々と、交流させて頂いております。
そこで、小さな車への荷物の積み方のアイデアを交換させて頂いているので、許可を頂けたものを、こちらで紹介させて頂きます。
KさんのMINI 2世代目3ドア(R56)
MINIで、キャンプを楽しむ方々のコミュニティ「MINICAMP△」を運営されているKさん。
BOXを上手く利用して、美しく積載しているのが印象的で、素晴らしいです!
以下、ご本人から頂いたコメントです。
積載内容
- コールマンツーリングドームLX
- コールマンヘキサタープII
- コールマンミニ三折テーブル
- 焚火台・コンパクト焚火台
- ワンマントルランタン・ツーマントルランタン
- LEDランタン×3 ヘッドライト1
- パックマンのアカベエのライト★
- コストコのブルーシート4枚(これ結構活躍)
- 椅子(状況に応じて使い分け)
- 20インチスキレット・クッカー・ケトル
- イワタニジュニアコンパクトバーナー
- イワタニガストーチバーナー
- ソフトクーラーボックス
- カメラ一式(天体撮影用)
平べったいコンテナ、アイリスオーヤマのRVBOX770Fが、BMW MINI(R56)の狭いラゲッジスペースにぴったり。
Amazon限定カラーがあるので、色で使い分け!
調理器具や焚火のニオイなど、車にニオイが付きそうなものは、BOXの中に入れるとましかも…
HさんのMINI2世代目クラブマン(R55)
娘さんと女性二人で、MINIで素敵なキャンプを楽しむHさん。
2世代目クラブマンは、個性的な後部座席ドア(クラブドア)と、観音開きのハッチバックが特徴の、ちょっとロングなMINIです。
彼女もやはり、工具箱などのBOXを上手に活用されています。
以下、ご本人から頂いたコメントです。
娘と二人で親子キャンプを楽しんでいます。
長年キャンプをやっていると、道具もどんどん軽量なものや必要なものだけ…という感じになり、おしゃれさは程遠くというキャンプスタイルです。
薄型の焚火台をベースに登山にも使うバーナーでガスはCB缶に統一。鍋は兵式飯盒が1つとクッカー。
調理器具、食器&調味料をそれぞれ丈夫な工具箱に入れています。
MINIの前はスバルR1という軽自動車でキャンプをしていたので、R55はかなり余裕。
基本写真の装備に冬場ストーブ(本間製作所の寸胴タイプ)、毛布、畳めるホットカーペットを積みます。
SさんのMINI 3世代目(F56)
横幅が広がり3ナンバーになった、3世代目の現行モデルにお乗りのSさんです。
積載時に隙間活用のしやすい、トートバックを活用されています。
以下、ご本人から頂いたコメントです。
ありきたりな感じですが、巨大なトートバッグを活用してパッキングしています。
かなり沢山のギアを格納できますが、重すぎてしまうのが欠点です。
自分らしいスタイルを見つけてキャンプを楽しむ!
キャンプは自由を楽しむものだと、筆者は考えています。
昨今のキャンプブームで、キャンプはこうしなければならない、こんな装備が必要だと、情報が独り歩きしている風潮を個人的には感じます。
そんな中で、あえて小さな車でキャンプに行こうとするのは、少数派かもしれません。
ですが、あるもので工夫をし、知恵を絞り、自然の中で不便を楽しむと言うのも、キャンプの味わい方の一つでしょう。
自由とは、自分の自由だけでなく、他者の自由を尊重する事で、成り立ちます。これが、マナーやルールにつながります。
他者のスタイルも認めつつ、自分らしいスタイルを見つける事で、キャンプも人生も、もっと自由に楽しむ人が、一人でも増えるお手伝いになればなぁと、この記事を書きました。
さぁ、次の休日、とりあえずテントと寝袋(レンタルでも十分です)を持って、出かけてみましょう!