八方池の魅力&おすすめ撮影スポット
八方池が視界に入ってくると、ルートが二手に分かれます。
右手に進むと、八方池へ真っ直ぐ降りて行くルートです。
ですが、ここであえて左手に進み、もう少しだけ登るルート(唐松岳方面。第3ケルンがあります)がおすすめです。
なぜなら、八方池の全景を、上から見下ろせるスポットがあるからです。
池の水面近くからの眺めもよいですが、高所からの風景も素晴らしいので、ぜひ立ち寄ってください。
最終的には、左右どちらから行っても、八方池の際まで降りられます。
取材を行った日は、天候は良かったのですが、風が常に吹き続けていて、水面が波立ったままでした。
風が収まって、水面が鏡のようになると、目の前の白馬三山が映り込む絶景に出会えます。
紅葉シーズン(9月下旬~10月下旬)もおすすめ!
なお、9月下旬~10月下旬は、紅葉シーズン。
シーズン終盤は、白馬三山の山頂が冠雪し、見事なコントラストを見せてくれる可能性もあります。
ただし、この時期になると、八方池周辺は標高が高いため、気温10度を下回るケースも珍しくありません。防寒装備は万全にして行きましょう。
なお、ビギナー向けの登山シーズンは、10月下旬頃まで。
以降は、八方アルペンラインも運休となり、積雪の可能性も出てくるため、本格的な装備と経験のある、ベテラン向けの登山道になります。
下山時の注意ポイント
下りも、天気が良ければ、最高のパノラマを楽しめます。
注意点は、八方アルペンラインの終了時間です。
最上部のグラートクワッドリフトの営業終了は、真夏でも16時台に設定されています。
余裕を持って行動しましょう。
なお、下山時は、傾斜がかなり急に感じる場面があります。
年齢や運動不足から足腰に不安のある方は、迂回ルートを推奨します。
急傾斜の岩場や階段を降りてくると、足腰に負担がかかり、膝が笑ってしまったり、最悪は痛めてしまうケースもあります。
必要な持ち物
八方池はもちろん、道中も素晴らしい景色を見せてくれる、八方尾根のトレッキング。
軽装でチャレンジできますが、最低限、以下の持ち物は用意しましょう。
- 履き慣れた運動靴
- レインウェア(防水透湿素材推奨)
- リュックサック:両手は必ず空けること
- 帽子
- 防寒着
- お茶やスポーツドリンク1人1リットル以上
- 行動食
靴は、運動靴で問題なく、わざわざトレッキングシューズを購入するほどではありません。
天気予報は山では参考になりません。レインウェアは絶対に持っていきましょう。
飲み物は、登山中に購入することはできません。
行動食は、歩きながらでも食べやすく、糖分が補給できるお菓子類やドライフルーツ、ウィダーインゼリー、カロリーメイトなどがおすすめです。