白馬・小谷村「栂池自然園」園内の絶景&見どころ、アクセス方法、持ち物、注意点 徹底ガイド

公開日:2019 / 10 / 03
最終更新日:2020 / 03 / 25

北アルプスの雄大な景色、白馬大雪渓など見どころいっぱい!

「栂池自然園」は標高約1,900mにあるため、園内を歩いていると、標高3,000mに迫る北アルプスの山々の山頂が、本当にすぐそこにあるかのように見えます。

白馬三山の白馬岳(2,932m)、杓子岳(2,812m)、白馬鑓ヶ岳(2,903m)や、新潟県最高峰の小蓮華山(2,766m)、「栂池自然園」入り口付近から登山道が続く白馬乗鞍岳(2,437m)などなど。

登山が趣味ではなくても、「いつかはあの頂に立ってみたい!」と感じる人も、きっと少なくないことでしょう。

園内の注目スポットの一つ「風穴」。

大きな岩の隙間から、冷気が溢れ出しており、真夏でも残雪が見られます。

「栂池自然園」中央部を流れる楠川も、注目スポットの一つ。

白馬乗鞍岳の雪解け水に源を発し、大人も子どもも、思わず感嘆の声をあげずにはいられない、とても透明度が高い沢です。

身が引き締まるほどの冷たい水ですので、夏場はぜひ水辺で涼みましょう。

 

「栂池自然園」の最奥部からは、真夏でも雪が残る、白馬大雪渓が見られます。

全長約3.5km、標高差約600mもある、国内最大規模の雪渓で、白馬岳への人気登山コースとなっているため、季節や時間帯によっては、登山者の姿を肉眼で確認できるケースもあります。

珍しい植物や生き物たち

国内でも数えるほどしかない、貴重な高層湿原には、6月頃の雪融けとともに姿をあらわすミズバショウをはじめ、様々な高山植物の姿が見られます。

人の顔よりも大きくのびのびと茂る葉や、見たこともないような不思議な形をした花など、「これ、なんだろう?」と気になる植物がいっぱいです。

栂池ロープウェイ駅舎で購入できる、植物ガイドを見つつ、植物の名前を覚えながら散策するのも良いですね。

雪融けの頃の6月、真夏の7月・8月、紅葉が深まる9月・10月と、見られる植物がまったく変わるのも、自然豊かな「栂池自然園」の魅力の一つです。

散策路周辺には大小様々な池もあります。

水辺ですので、もちろん昆虫の姿が見られます。

季節により、珍しい配色のカオジロトンボやルリボシヤンマなどのトンボ、クジャクチョウやアサギマダラやキベリタテハなどの蝶に出会えるかもしれません。

いずれも、標高の高い地域や寒冷地を中心に分布する種です。

その他、運が良ければ、様々な動物や鳥類の姿も見られるかもしれません。

白馬エリアのマスコット的な存在になっているオコジョ(お土産屋さん等でぬいぐるみを買えます)、カモシカ、ヒメネズミ、アズマヒキガエルやサンショウウオなどの両生類などなど。

最も簡単にその姿を見つけることができるのは、イワナです。橋の上から川を覗き込んでみましょう。

おすすめ記事

寄金 佳一

フリーランス。

自身でもキャンプ&アウトドア事業を手がけるほか、「asobi基地・関東 アウトドア部」代表など、親子向けのアウトドア活動を様々に展開する。親子キャンプ&アウトドア引率のべ約1,000名。

寄金 佳一の記事一覧