2.[焚き火の準備]火を付ける前に薪を組み上げる
焚き火台に、燃料を載せていきます。
まずは着火剤。固形とジェルタイプがありますが、tiezou名人がこの日使ったのは固形タイプです。
着火剤には油やアルコールが練り込まれており、一瞬で燃え上がりますが、使いすぎると臭いが気になってきます。名人は、ひとかけらの着火剤を、まず焚き火台に置きました。
まだ火はつけません。着火剤の上に、燃えやすい紙の梱包材と割り箸大に割った薪を。
梱包材を使うのは、ふんわりと中に空気をたくさん含んでいるから。用意できない場合は、新聞紙や雑誌の紙くずで代用できます。くしゃくしゃに丸めて、中に空気が入るようにしてください。
紙の上に置く細い薪は、割り箸を使っても構いません。
まだまだ火は点けず、さらに大きめの薪を組み上げていきます。
ポイントは、横から見たとき三角形になるよう組むこと。
中から空気が入って、上昇気流ができるようにイメージして組んでいきます。
最初さえうまく燃やせてしまえば、焚き火はうまくいきます。そのためには、薪を組み上げる形が大事。
火を点けてから薪を乗せたのでは、慣れていないとうまく組めません。火のないところで落ち着いて組める状態のほうが、上手に形を整えられるでしょう。
ちなみに、井ゲタに組んでいってもOKと名人。
安定して、きれいに積めそうです。ただし、まっすぐに積み上げるよりも、ピラミッド型になるよう、ずらして積むのがポイント。
真上に薪を積んでいくと、炎が当たりにくい場所ができてしまうのです。
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