7月22~24日に開催されたコールマンCOC全国ミーティング。メーカーのユーザーイベントだけに、コアな愛好家たちが集まりましたが、その中でも一目置かれるのが阪野一雄さん。コレクター、リペアラーとして有名人のトークは、マニア魂あふれるディープな話題の連続でした。
あのヴィンテージランタンがかわいく生まれ変わる!
コールマン製シングルマントルの名器「200A」は、コレクター憧れのヴィンテージランタンです。
COC全国ミーティングに参加していた「とし&ちー」さんの200Aです。
阪野さんは、多いときで300台の200Aを所有していたそう!
こちらも元は200Aですが、阪野さんが改造を施し、こんなキュートな姿に!!
「200Aのベンチレーターをガスランタンに替えてタンクを薄ピンクに塗った」(阪野さん)。
ヴィンテージのコレクションだけでなく、品物の条件に応じて手を加え、工夫を凝らして使うのが、阪野さんの真骨頂です。
「シチューカー」ってなに?
「これ、持ってみて」と、見せてくれたのがこちら。
重い・・・・・・。
コールマンの「M2A」という製品で、重さ20kgはあるとのこと。トレーの底のバーナーから炎が上がります。
阪野さんによれば、かつて米軍に「シチューカー」と呼ばれる装置があったのだとか。車の後ろにワゴンをつなぎ、シチューの入った大鍋を曳きます。
M2Aは、その大鍋を温めるための燃焼器具です。
コールマンとバタフライとオプティマス
そして、さらに阪野さんが熱く語ってくださったのがこちら。
「昔、香港にバタフライって言う会社があって、オプティマス(スウェーデン)のランタンのパッチモンつくってたんだけど、そのバタフライをコールマンが吸収したんだ。ほんの一時期、バタフライがつくるオプティマス社のパッチモンのランタンにはコールマンの刻印が入っていて、日本に何台もないと思うけど、そのひとつがこれ」(阪野さん)
もう何が何だかわかりませんが、正真正銘の珍品と言って間違いなさそうです。
「まあ、これほどのモノになると、相当のマニアじゃないと食いつかないけどね」(阪野さん)。
お見それしました。
(8/30追記)
そして、貴重画像公開!!!こちらが阪野さんご自宅のランタン部屋です。
みんなランタン……。恐るべきマニア魂を見せていただきました。