ウェザーマスターシリーズのブリーズドーム/300 Ⅳを栃木県日光市にある「ナラ入沢渓流釣りキャンプ場」で実際に使用してきました。
快適=換気能力が高い
撮影日は2016年8月お盆の時期でしたが、暑さを感じることなく過ごせました。その理由は換気機能の高さ。
・インナーテント
・フライ
インナーテントに大きな換気口があるため、フライシートのベンチレーションがより効く構造になっています。
5人家族でも十分な大きさを確保=居住性が高い
一番の驚きは、「広さ」でした。家族5人利用でも十分なスペースを確保しており、寝室だけでなくカバンなどを置いても狭く感じることはありませんでした。
この広さを、ウェザーマスターシリーズのブリーズドーム270(300よりも一回り小さいテント)と定番のタフワイドドーム3025とを「広さ」を中心に比較します。
(広さ ※インナーサイズ(cm))
判断のポイント
インナーテント内の一人当たりの就寝スペースから考える
横幅270cmを4名で使用する場合、一人当たり270cm÷4人=67.5cm/人。5名になると270cm÷5人=54cm。
横幅300cmを4名で使用する場合、一人当たり300cm÷4人=75cm/人。5名になると300cm÷5人=60cm。
寝袋の下に敷く一人用のマットの横幅が63cm
使用時サイズ:キャンパーインフレーターマットシングルⅡ
は約195×63×4(h)cm。
家族構成から考える
小さな子どもを含むファミリーキャンプが多い方は、上記就寝スペースにゆとりが生まれます。私は、家族5人でキャンプ行くことが多く横幅300cmあると十分な大きさです。
(実際使用時の写真)
子どもの着替えを手伝ったりする時に重要になるのが【高さ】。かがんだ格好で作業をしていると体に負担がかかります。使用する人の身長を考慮しましょう。
荷物をどこに置くか考える
着替えなど、テント内に置いておきたい荷物をどこに置くか、を想像しましょう。
例えば、それぞれのテントを4人組の大人が使用したとします。
入口近くに300cm×約50cmのスペースができます。
270cm×約50cmのフリースペースを確保しますが、見比べて分かるように人と人との間が密接してきます。
人との間、フリースペースの大きさは、ブリーズドーム/300 Ⅳ。
また、ブリーズドーム/300 Ⅳは
大人の5人使用も可能な広さを確保してます。
編集長の見解
ファミリーにおススメするのは、ブリーズドーム/300 Ⅳもしくはタフワイドドーム3025
多くのファミリーキャンパーは子どもたちと一緒に川の字で寝ることになると思います。少しでも横にゆとりがあるだけで快適さが変わります。これが横幅300cmの魅力です。タフワイドドーム175cm・ブリーズドーム/300Ⅳは200cmあり十分な高さを確保してます。
※身長が高い方が低いテントにいると圧迫感は高まりますが、設営は楽です。身長の低い方が高さのあるテントにいれば圧迫感無く過ごせますが、設営は大変です。
年に何回使用するか(使用したいか)も判断材料になりますね。使用回数が多ければ多いほど、雨にあうことも増えると考えられます。ウェザーマスターシリーズとタフワイドドームでは、フロアの耐水性に大きな差があります。またタフワイドドームはメインポールのみアルミ合金となっているので、強風時の耐久性にも差があります。
キャンプに行く意欲が分かれ道
簡単に言えば、
- キャンプ初心者:タフワイドドーム3025
- キャンプ経験者:ブリーズドーム/300 Ⅳ
でしょう。
購入費用でみると、ブリーズドーム/300 Ⅳはタフワイドドーム3025の2倍以上です。これからキャンプをはじめるユーザーは、テント以外にも購入したいと考える商品があることでしょう。そちらを揃えていく為にもコストを抑えることも重要です。