春夏キャンプに慣れてきたら、挑戦したくなるのが「冬キャンプ」。
でも「冬キャンプの装備は持ってないし、新調するお金もない、、」なんて人もいるかもしれません。
今回の記事では、そんな「節約しながら冬キャンプを楽しみたい!」という人に向けて、万年金欠キャンパーの僕が実践しているコツをお伝えいたします!
魅力いっぱいの冬キャンプ
「キャンプのベストシーズンは?」と聞かれたら、春や夏と思いますよね。
確かにキャンプ場が最も賑わうのはGWやお盆の時期ですし、11月頃〜3月頃までは閉鎖している場所も多いです。
「寒い中、野宿して何が楽しいんだ」という気持ちもわかります。
しかし冬キャンプには、虫や人混みの少なさなど、たくさんの魅力があります。
静まりかえったキャンプ場で、澄み渡る空気に包まれながら堪能するホットコーヒーの美味しさは、春夏キャンプではなかなか味わえません。
しっかりと準備して、冬の自然を楽しめれば、新たなキャンプの価値観が生まれるかも!
冬キャンプを「安く」楽しむためのコツ
冬キャンプを全力で楽しむためには、防寒対策が大切です。
キャンプ場に行けば、保温性能の高いテントに薪ストーブを導入して、お洒落なキャンプを楽しんでいる人がたくさんいます。
かくゆう僕もそれが羨ましくて道具の購入を検討していました。
しかし、そんな予算は当然なく、、
今は自分が持っている春夏用のギアをなんとか工夫して冬キャンプに出掛けています。
もちろん、冬には冬用の装備が最適なので、無理して節約する必要はありません。
でも、「冬キャンプに行ってみたいけど、今後続けるかは分からない」という方はぜひ次のコツを参考にしてみてください。
3シーズン用シュラフを重ねる
寝袋は冬キャンプの必須アイテムです。
起きている間は焚き火や暖房に当たることができますが、就寝時はそういうわけにはいきません。
キャンプ場にもよりますが、夜中から早朝の気温は0℃前後のはず。
そのため、冬用シュラフの多くは快適温度(暖かく快適に寝れる温度)が0℃〜-10℃に設定されています。
しかし保温性の高い寝袋はそれだけ値段が上がりやすく、金欠キャンパーはなかなか手が出ません。
そこで僕が実践しているのが、3シーズン用シュラフを2重にするという裏ワザ。
2つの寝袋の間に空気の層ができて、快適温度が上がります。
ちなみに僕は、化繊素材のシュラフを外側、湿気に弱いダウン素材を内側として使っています。
もちろん、正しい使い方ではないので、自己責任の範疇になってしまいます(寝袋内が窮屈、温度調整が出来ないなどのデメリットもあります)。
「冬用シュラフが高くてどうしよう」と悩んでいる人は、検討してみてはいかがでしょうか?
テントinテントで寒さ対策
次にご紹介するのは、大きなテントの中に小さなテントをinするスタイル。
いわゆる「カンガルースタイル」と呼ばれるこの方法は、外側と内側のテントの間に層を作ることで、冬場の凍てつく空気を緩和することができます。
寝室とリビングスペースを同じ空間で仕切るため、居住性の向上と天候対策にも繋がります。
ちなみに、僕は大きめの「ティピーテント」に格安の一人用テントをinしています。
グルキャンするときに、誰か一人が大きめのテントを持っていたらぜひ試してみてください。
コット&マットの組み合わせ
テントと寝袋を2重にしても、意外と忘れがちなのがマットの存在。
冬キャンプは地面との戦いです。下から伝わる冷気を侮ってはいけません。
そこでオススメなのが、コットとマットを組み合わせるスタイル。
コットとは、脚のついた簡易ベッドのこと。
地面との距離を保つことで、底冷えを防ぎ、砂利サイトや河川敷サイトでも良い寝心地を確保できます。
気温が下がる冬には、コットの上にマットを敷くとさらに効果的。
マットは高価なものでなくても大丈夫です。僕は断熱性のある銀マットやヨガマットで応用しています。
就寝時以外は、椅子としても使えるので、余計な荷物と費用が減って一石二鳥でしょう!
節約して楽しく冬キャンプ
今回は、金欠キャンパーの僕が実践している冬キャンプ対策をご紹介しました。
それでも予算に余裕がある人は、冬用の装備を揃えることをオススメします。
間違ったキャンプギアの使用や応用は事故の元になるので、実践前に道具の確認を怠らないことが大切です。
楽しく、「安く」、安全に冬キャンプを楽しみましょう!