COC全国ミーティング2016で、ラム酒専門のショットバー「スクリュードライバー」さんが開催したワークショップ。ラムベースのカクテル「モヒート」のレシピを、同店の三浦祐希さんが教えてくれました。キャンプ場でも家庭でも、自分で簡単にできるので、ぜひマネしちゃいましょう!
モヒートの材料はこちら
- ラム酒(バカルディ)
- スペアミント
- ソーダ
- 氷(クラッシュアイスがあればなおよし)
- シロップ(ラムジュースで割る)
- フレッシュライム
- レモン
※グラスは370mlのカップを使用しています。
材料のポイントはミント。ペパーミントは辛みが強いので、必ずスペアミントを用意してください。大きめのスーパーに行けば手に入るでしょう。
ちなみに、モヒートの本場・キューバ流では、イエルバブエナという種類のミントを使います。野性味の強い種類だそうです。
1.フレッシュミントを入れる
まずは、生のスペアミントをグラスの中に入れていきます。
三浦さんは「35g」と案内してくれましたが、厳密に測る必要はありません。「贅沢に、たくさん使ったほうが美味しい」とアドバイス。
なお、三浦さんはスペアミントの保存方法にも触れました。スーパーなどで購入したミントは、濡らしたキッチンペーパーなどと同じ容器に入れ、冷蔵庫に入れておけば2~3日は大丈夫。直接冷風が当たる位置は避けたほうがよいそうです。
また、ミントは自宅で簡単に育てることができ、栽培キットも販売されています。スーパーで買わずに済めば、お得にモヒートのある暮らしが楽しめるでしょう。
2.モヒートのうんちくを語る
ワークショップで、三浦さんが絶妙のタイミングで切り出した「モヒートの語源」トーク。
諸説あるそうですが、アフリカの言葉で「モホ」が「モヒート」の語源になっている、という話を教えてくれました。
モホとは「魔法にかかる」「依存する・中毒になる」という意味だそう。魔法にかかったようなおいしさ、中毒になるほどおいしい、ということでしょう。
一杯飲む前に聞いておいたほうが、絶対においしくいただけます!
3.ラム酒を投入
グラスにラム酒を注いでいきます。銘柄は、おなじみのバカルディです。
メジャーカップで30mlを計量し、そのまま入れます。アルコール強めにしたければ45mlで。
ノンアルコールでもOKです。ここでラム酒は入れず、代わりに後でシロップをやや多めに使います。
4.シロップを投入
続いて、シロップを投入します。市販のガムシロップと、ライムジュースを1:1の割合で混ぜた特性シロップです。
メジャーカップで計量し、アルコール入りなら20ml。ノンアルコールなら45ml入れてください。
ここで、大きなポイント! ソーダを少しだけグラスに入れてシロップに混ぜます。
炭酸でミントの香りを引き立てること、比重の重いシロップが混ざりやすくなるようにすることが目的です。
5.ミントをやさしくつぶす
「モヒートをおいしくするメインイベント」と三浦さん。「ペストル」という棒状の道具で、軽くミントをつぶして香りを出します。
ペストルがなければ、麺棒などでも代用可。グラスの中のミントを軽く15回つぶします。
ゴリゴリと押してしまうと、苦みが出るので注意してください。
6.氷とソーダを入れて混ぜる
カップの中にぎっしり氷を入れ、続いてソーダを投入。モヒートの氷には、本来クラッシュアイスを使うそうですが、ロックアイスでもOKです。
スプーンで下から上に持ち上げるように、そっとかき混ぜます。前述のように、比重の重いシロップが、底のほうにたまっているのです。
7.フレッシュライムを搾って最後の仕上げ!
フレッシュライムを軽く搾ります。酸味がお好きな方は、少し強めに絞って爽やかに仕上げます。お好みでレモンも加えるとよいでしょう。
そして最後に! ミントをぽん、と手でつぶし、氷の上に乗せて完成です。
ミントは葉の裏側に香り成分があり、軽くつぶすと香りが引き立つのです。
アウトドアにぴったりのカクテル! お店でもどうぞ
COC全国ミーティング2016は、キャンパーが集まるコールマンのユーザーイベント。スクリュードライバーさんはワークショップを開催したほか、2日目に行われたナイトパーティでプロのモヒートを、参加者に振る舞ってくれました。
スクリュードライバーさんのモヒートは、爽やかで口当たりが本当に優しく、思わずグビグビ行ってしまいそうになります。もったいないので味わって飲みましょう。
これぞアウトドアにはぴったりのカクテル! 同時に上記のようにレシピは簡単で、自分で工夫しながら、宅飲みで気軽に楽しむお酒にも最高です。
もちろん、お店で飲んでも間違いなくおいしい!
【店舗情報】
スクリュードライバー
東京都武蔵野市吉祥寺本町1-20-15東永ビル4F
19:00~翌4:00/定休日なし
℡:0422-20-5112
URL:http://screw-driver.com/