なかなかキャンプに行けない。でも、キャンプ気分だけでも味わいたい…。
そんな方におすすめなのが家キャンプ、略して“家キャン”です。難しいことは考えなくても大丈夫。テントを家で広げるだけでも、想像以上に心が弾みます。
甥っ子が来るたびに家キャンをしているライター、矢野が使えるアイテムをご紹介。あなたのお気に入りを追加して、オリジナルの家キャンを完成させてください!
家キャンのマストアイテム、テント
もし「家キャンに必要なアイテムを1つだけ挙げるなら?」と問われたら、迷わずに「テント!」と答えます。
その理由は、テントを設置してそこに入るだけで、非日常感を味わえるからなんです。
我が家の家キャンは、テントの設置から始まります。大人も楽しめますが、子どもの食いつきは半端ではありません。
ゲームをするのでも、家の中でしている時よりも、テントの中の方が明らかに盛り上がっています。
そして夜になってからがテントの本領発揮。
普段使っている寝具を持ち込んで、テント泊です。
フライシートを張った方がより個室感が出ますが、暑くて寝苦しくなることもあるのでご注意を。
電気を消してLEDランタンの明かりで過ごす
もう一つ家キャンで欠かせないのが、ランタン。LEDランタン一つあるだけでグッと雰囲気がよくなります。
家の照明を消し、LEDランタンだけで過ごしてみましょう。
ベランダやテラスなど外に置いても、いつもと違った感じがして楽しいですし、
家の中に置いても大活躍します。
テントと組み合わせることで、さらに非日常の相乗効果が生まれます(もちろん、換気は必要なく安全です)。
LEDランタンを吊るしたテントの中にいるだけで、家の中にいる感覚が希薄になってくることでしょう。
「キャンプ道具は何も持っていない!」という人も100円ショップで販売している(300円だったりしますが)ので、LEDランタンから始めてみるのもおすすめですよ。
“焼く、燻す、蒸す”のBBQコンロで焚き火も
料理に関しては、熱源を普段使っているIHからカセットコンロやバーナーに変えるだけで、気分も切り替わります。キャンプ用のカトラリーも使って、食事のひとときを盛り上げましょう。
庭やテラスがある人におすすめしたいのが、“焼く、燻す、蒸す”機能を備えた1台3役のBBQコンロ。多機能ではあるもののかさばるので、キャンプに持って行くのはあまり現実的ではありません。ですが、家キャンでは大活躍してくれます。
カット肉を楽しんだ後は、ステーキ肉をスモークすることも。すぐに燃えないよう少し水で濡らしたチップを放り込み、蓋をして待つだけで燻製ステーキの完成。
チーズなどの燻製もあっと言う間に仕上がります。
プロジェクターで壁に投影して動画タイム。
“家キャン”が普通のキャンプと大きく違う点。それは、散策したり自然の中で遊んだりといった活動ができないこと。YouTubeなどの動画サイトは、そんなときのお助けアイテムとして活用できます。
スマホでキャンプ系YouTuberの動画を眺めるだけで、楽しい気分に。また、BGM的に森林浴の動画を流すのも、キャンプの雰囲気を感じられておすすめです。
動画を家の壁にプロジェクターで投影すると、より世界観に浸れます。少し大きめの壁さえあれば、我が家が映画館に早変わり。
子どもがいる場合は、プロジェクターでヒーローものの映画を上映するだけで確実にテンションアップ。
子どもが静かにしているうちに、お昼寝したり、読書をしたり、食事の下ごしらえをしたりと、大人は大人の時間を過ごせますよ。
Bluetoothスピーカーでキャンプの音を再生
家にぴったりの壁もないし、せっかくの時間なのだから動画は見たくない。そう考える人もいるかもしれません。
そんな人におすすめなのが、Bluetoothスピーカー。
スマホに接続すると、スマホ本体だけでは得られない音量が手に入ります。室内に設置したテントの中で、好きな音楽をかけて読書をする。ただそれだけで忙しい日常から離れた、穏やかな時間が過ごせます。
焚き火や川のせせらぎ、鳥の鳴き声といった音を流して目を閉じれば、キャンプ場にいると錯覚してしまうかもしれません。
ルールをしっかり守って楽しもう!
たとえ体は家にいても、キャンプ用品を出し、アウトドア飯を食べ、自然の音に包まれたら、キャンプで得られる快感を大なり小なり得られるに違いありません。
テラスやベランダでのBBQコンロの使用や、Bluetoothスピーカーの使用は周囲の環境への配慮が必須です。守るべきルールをしっかり守ったうえで、キャンプ場に行けないときはぜひ、家キャンでキャンプ気分を味わいましょう!