気軽にできて食材をグッと美味しくしてくれる燻製。ビールとの相性は改めて言うまでもありません!
中でも手羽元の燻製はビールとベストマッチ!カンタン過ぎず、難し過ぎずという絶妙な線なので、チャレンジのしがいもあります。
絶品の手羽元燻製作りに挑戦してみましょう!
一晩寝かした後は水分との闘い
用意するのは手羽元とタレ、後ほど使う燻製器です。
もちろんタレは自作してもよいのですが、市販のタレは間違いがありません。今回は1回分で6個燻製します。
まず味が染みるよう、手羽元にぶすぶすとフォークをさしていきます。
フリーザーバッグに手羽元と60ml(大さじ4)くらいのタレを入れて揉みます。
これを冷蔵庫に入れて一晩寝かせます。すぐには完成しないこの感じが“手が込んでる感”を醸成してくれます。
次の日、冷蔵庫から取り出したら、何はともあれキッチンペーパーで拭きます。ここからは水分との闘いです。
ひと通り拭いたら、今度は風乾へ。風の通る日陰(直射日光は厳禁)で1時間ほど乾かします。
無風の日は扇風機の風を当てるという手もあります。触ったときにベタっとしなくなったら取り込みましょう。
最初は強火、煙が出たら弱火で20分
今回は燻製の中でも熱燻という高温&短時間で燻す方法を採ります。自作の中華鍋燻製器で挑戦します。
スモークチップは2つかみ程度。
燻製中に落ちる水分からチップを守るため、フワッとアルミホイルを被せます。
これも水分との闘いと言えます。
網の上に手羽元を並べます。そして、蓋をセットするわけですが、ここでもひと工夫。
蓋の中にキッチンペーパーを貼り付けます。これは燻製中に発生した蒸気が蓋の内側に付着し、手羽元に落下するのを防ぐため。
そう、これも水分との闘いなのです。
蓋をしたらカセットコンロを着火し強火に。煙が出てきたら弱火にして20分ほど待ちます。
この間、何度か蓋を開けて手羽元に水分が付着していないか確認。汗のように滲んでいたら即刻キッチンペーパーで拭き取ります。
ただ、ここまで来たらもう勝利は目前です。
これまでの苦労が報われる瞬間へ…乾杯!
20分間が経過したら迷わず蓋を開けてOK。熱燻を終えた手羽元がこちらです。
艶めいた色を見たとき、これまでの苦労が報われたと感じることでしょう。元々ビールに合う手羽元が、燻製を施すことでもう一段階ビールに合うように。この進化をぜひご体感ください。
いくらでもビールが飲めてしまいます。
キャンプで挑戦する場合は、漬け込みまでは家でやっておきましょう。
サイトのレイアウトをする際に風乾をし、夕方に燻製を終わらせ、少し置いて味が落ち着いてからいただくのがおすすめ。
ビールの後、ウイスキーに切り替えても非常によく合います。
もし味が酸っぱかったり、エグかったりしたら、原因は一つ。水分です。
水分との闘いに勝利し、最高のおつまみを作ってみてください!
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