※本製品を「プリムス541マイクロランタン」と記載しておりましたが、正しくは「プリムス533メタルメッシュランタン」でした。 訂正してお詫びいたします。
キャンプで使うメインのランタンといえば、ガソリンやLEDが主流。
ガスタイプを使う人もいますが、光量や使い勝手で見るとガソリンやLEDよりやや劣ると考えている人も多いかもしれません。
確かにガソリンランタンと明るさの数値で見れば一目瞭然ですが、ガソリンタイプにもLEDタイプにもない、ガスランタンの魅力があります!
今回は、過去にヨーロッパで有名な賞を受賞したプリムスの小型ランタンの魅力について紹介します。
サコッシュにも入る小型で頼もしいガスランタン
プリムスの533メタルメッシュランタンは、金属のメッシュホヤがついたガスタイプのランタン。サイズは約6.1×6.2×10.6cmで、iPhoneとほぼ同じ大きさ。重量も約115gととても軽く、サコッシュなどに入れてキャンプから登山まで幅広く使えるのが特徴です。
ガスランタンはガソリンランタンと同じく、マントルを装着して使用します。使い方も同じで、本体に装着したあとにトーチなどの炎でマントルを燃やし、全体が白くなったら完成。マントルは破れたら交換が必要ですが、破れなければそのまま何度でも使用可能です。
持ち運びがしやすいように、ナイロンを使ったスタッフバッグが付属で付いてきます。隣にiPhoneを置いてみましたが、横に並べればどれくらい小さいかがわかりますね。
同商品には圧電点火装置が付いており、ガスを放出しているときに赤いボタンを押せば、簡単に灯せます。250Gのガスカートリッジを使用した際の連続点灯時間は約8時間。暗くなった17時から寝るまでの22時まで十分に灯し続けてくれるので安心です。
光量は本体に付いているつまみで行います。最大光量(照度)は320ルクスで、8ルーメンの懐中電灯を対象物まで50cm近づけた数値とほぼ同じ。要は非常に明るい数値です!
ルーメンとルクスの違いは?
キャンプ道具のライトで有名な光の単位はルーメンですが、これは発光体自体の明るさであり、実際に対象物(壁や地面、タープなど)に当たった際の明るさとは異なります。
ルクスという単位は、その対象物に当たった際の明るさを示す単位。ルーメン数が高くてルクス数が低ければ、ライト自体は明るくても手元や地面が暗いことがあるので覚えておくといいでしょう。
話が逸れましたが、533メタルメッシュランタンをガスカートリッジに実際に装着した際の姿がこちら。本体から伸びるチェーンストラップは、木や天井から吊り下げて使えるようにできています。
同商品が便利な理由は、吊り下げてメインランタンとしても、テーブルの上で卓上ランタンとしても使えるところ。ガソリンランタンではテーブルのスペースを使い過ぎてしまいますし、LEDランタンはテーブルで使えたとしてもメインランタンとしてはやや心細いときがあります。いろんな場所で使える頼りになる存在が、こちらにはあるのです!
実際に夜の場面で使ってみた
夕方18時頃。辺りが美しいブルーモーメントに包まれた薄暗い時間になったので、533メタルメッシュランタンをつけてみました。つまみでガスを放射し、点火装置を押してすぐにライトは点灯。手元が非常に明るくなり、オレンジの色味が心温まります。
テーブルの上にランタンをのせ、そのまま少し読書。少しコーコーと音はなりますが、ガソリンランタンのようにゴーゴーと激しい音はせず、周りの虫の音と同調。楽しい時間が過ごせました。
CB缶を使用するためコストがやや高いのが難点
小型で十分な明るさを灯してくれる533メタルメッシュランタン。しかし、これの使用燃料はCB缶のみで、長期的に見るとコストがかかることは否めません。
また本体がコンパクトなので、ガスカートリッジはIP-110もしくは250Gの小・中サイズがちょうどよく、大型の500Gではバランスが悪くなります。2泊のキャンプをするとなるとガスは多めに持っていく必要があり、荷物がかさばりやすくなるのは注意点でしょう。
533メタルメッシュランタンで程よい温かみを感じよう
ガソリンランタンとLEDランタンのいいところを持つガスランタン。なかでも、533メタルメッシュランタンは、小型で持ち運びがしやすく、程よい温かみのある暖色系の明かり、コンパクトながらしっかりとした明るさで幅広く使えます。