焚き火の始めはまず、火種を育てることが重要です。着火剤を使って焚きつけてももちろん良いですが、ナイフと薪があれば着火剤を手作りできます。
その着火剤は、木に羽が生えたように見えることから、フェザースティックと呼ばれています。
オピネルナイフを使って、フェザースティックを作ってみました。
まずは割り箸で感覚をつかむ
割り箸は柔らかいので、フェザースティックの練習に持ってこいのアイテムとのこと。
使用するオピネルナイフは、ブレードの長さが90mmのNO9を使用します。
早速削ってみました。削るときは、手首を使わず一定の角度で押していきます。
薄く削ろうとするあまり、途中で切れてしまいました。角度を調整しながら削っていきます。
途中で切れてしまった木くずですが、捨ててはいけません。
集めて使えばフェザースティック同様、焚き付けの材料になるので残しておきましょう。
平面は難しかったので、回しながら角を削りました。
まだまだ不格好ですが、感覚は掴めたので次は薪で挑戦します。
フェザースティックに適した薪の種類
薪は主に広葉樹(写真左)と針葉樹(写真右)の、2種類に分かれています。
広葉樹は火が長持ちしますが、硬く火付きが良くないので、フェザースティックには向いていません。
針葉樹は広葉樹ほどは火持ちしませんが、火付きが良く、削りやすいのでフェザースティック向きと言われています。
針葉樹を手斧などで割り、直径2㎝程のスティックを用意しました。
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削っていきます。割り箸より引っ掛かり、途中で切れてしまうことが多くありますが、気にせず削っていきます。
完成しました!11本作りました。
多いと感じたかもしれません。しかしフェザースティックの本数が少ないと、木に火が付く前に羽部分が全て燃えてしまうかもしれません。慣れるまでは、なるべくたくさん用意しましょう。
作ったフェザースティックと、木くずを焚き火台に並べます。
ライターで根元に向かって火を近づけると、驚くほど簡単に火が付きました。
フェザースティックは焚き火の種火が育たない時の強い味方です。
何本も作り、羽を重ねて、小さな火を大きく育てていってください。