薪割りを安全に早く大量に割ることができる、キンドリングクラッカー。通称キンクラ。
使い方は薪を刃にあて、上からハンマーで叩くだけ。安全リングもついているので、お子さんの初めての薪割りにも相性が良いと言われています。とにかく簡単に薪割りができるので、興味があり実際に使ってみたいと思っている人も多いと思います。
公式ページなどを見ると、木の台にキンクラを固定して使っています。キャンプに持ち運んで使うとなると、土台も持ち運ばなければいけないのでしょうか?そうなると、土台だけでも相当なスペースが必要になりますね。
そこで今回は、土台なしのキンクラだけで薪割りをすることができるか、キャンプ場で検証してきました。
キンクラ片手に早速キャンプ場へ
設置(置くだけ)
地面に立てました。少し揺らしても意外としっかり立ってくれています。
使用するのはペグハンマーです。
割ってみます
まずは片膝になります。ケガをしないようにグローブは付けましょう。
薪を抑えたまま、軽くコンコンと上から叩いて食い込ませます。
食い込んだら薪から手を離し、ハンマーで叩きます。
手を離して叩くとキンクラがゴーンと響きます。離した手を安全リングに置くと響かなくなるので、オススメです。
台がぶれることもなく、割ることができました。そうはいっても何かの拍子に倒れてケガをしてしまうリスクもあります。
念には念をということで、キャンプの持ち物で何か固定できないか探しました。
発見!
良いものを見つけました。
ペグです。これで固定してみます。
打ち込んでみました。多少は揺れるものの、先ほどよりも安定しています。
ペグを打ち込む時の注意点
・ペグを斜めにしないと、打ち込むときにハンマーが安全リングに当たります。
・キンクラとペグが擦れるので、色付きペグは塗装が剥がれてしまうかもしれません。注意してください。
家族でキャンプをしていた方に試してもらいました。刃物を持たせるより安全で、小さな子でも薪割りができました。
薪割りを楽しんでくれたようで、後半はキンクラの取り合いにもなっていました。
キンクラだけでもかなり細くなりました。みんなで割った薪で、焚き火スタートです。
薪割りが爽快
薪割り台無しでも十分に使用できました。手斧と比べると、薪割りのスピードは体感で2倍ほど違います。そのくらい気持ちよく割れます。
またお子さんとキンクラで薪割りをする時は、針葉樹がオススメです。針葉樹はパコンと割れますが、広葉樹はメキメキと食い込んでいくので、力が足りないと割り切れないこともあります。
薪割りが楽しくてついつい割りすぎてしまいますので、焚き火用の大きい薪は残しておくよう気を付けてくださいね。
キャンプで薪を割ってみたいけど、安全性の面から斧や鉈は止めていた方は、キンドリングクラッカーで爽快な薪割りを体感してみてください。
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