そのアウトドアショップは、東京都目黒区の「インテリアストリート」、「家具屋通り」と呼ばれる目黒通りに、突然現れます。
ヴィンテージ家具や雑貨、オリジナル家具などオシャレで個性豊かなインテリアショップが並ぶ目黒通りで、一際の個性、山小屋と見間違う外観のお店が「OUTDOOR SHOP DECEMBER 目黒」です。
山形の名店がなぜ東京に?
「OUTDOOR SHOP DECEMBER」は、生粋のアウトドアマンであるオーナー夫妻がセレクトしたキャンプ用品に、オリジナルブランドも手掛けている山形県で有名なアウトドアショップ。「OUTDOOR SHOP DECEMBER 目黒」は、その東京店です。
モノづくりを愛するオーナーが、自身の経験にユーザーの声を反映したオリジナルブランド「DAIS(ダイス)」は、無骨なデザインだけでなく遊び心があり、使い勝手も抜群のキャンプ用品。2009年のオープンから東北のアウトドアユーザーを中心に、確かな支持を獲得してきました。
オリジナル塗装で仕上げたTrangia(トランギア)のメスティン、ケトルは、オンラインショップでの発売開始後、1分で完売してしまうほどです。
山形の名店がなぜ東京に。渋谷や品川、世田谷方面からもアクセスしやすいとは言え、アウトドアショップのイメージが少ない目黒区になぜお店を構えたのでしょう?「OUTDOOR SHOP DECEMBER 目黒」店長の伊藤麗さんにその理由を聞きました。
(オーナーが)まずは東京にお店を出したいと。
候補は他にもあったが、目黒通りというキャッチーさ、周辺のお店の面白さにも惹かれ、ここにお店を出したら面白いかなと。
「DECEMBER 目黒」は、外観だけでなく内装にも、オーナーのモノづくりへのこだわりが表れています。
目黒店は、内装も天井と壁を除いて、外観も入口のドアも棚なんかもすべてオーナーの手作りです。
棚に使っているものは、元々学校で使われていた机だったり。今は引き出し部分が在庫入れになっています。他にも昔の電柱を、棚の脚に使っていたりしますよ。
即完売のトランギア、フュアハンドのオリジナル商品
「Trangia×DECEMBER」のメスティン
Trangia(トランギア)のメスティンを作り始めたのは、知り合いの塗装屋さんから「塗りたいのがあったら声を掛けて」と、オーナーが言われたことがきっかけでした。
そこで、自身も愛用していたメスティンを「赤く塗って」、とオーダー。
なぜ「赤」だったかと言うと、Trangia(トランギア)のストームクッカーの昔の形で、蓋(フライパン)が赤いモデルがあったこと。
その「赤」が好きだったオーナーが、メスティンで色見を再現したいと思い、塗装屋さんにオーダーしたのだそう。
発売された赤のメスティンは瞬く間に完売に。
次いでオリーブを制作し、
2020年7月に発売したベージュと、ラインナップを増やしていきました。
「Trangia×DECEMBER」のケトル
「Trangia×DECEMBER」には、メスティンだけでなく、ケトルもあります。メスティン同様に赤、オリーブドラブを制作し、2020年に新作のベージュが発売されました。
ベージュのケトルもオンラインショップでは完売となっていますが、店舗ではまだ(8月7日時点)在庫があります。お早めに「OUTDOOR SHOP DECEMBER 目黒」へ。
FEUERHAND(フュアハンド)のオリジナルランタン
こちらも販売開始後、即完売となる「FEUERHAND(フュアハンド)」のオリジナルランタン。
いずれも大人気のランタンですが、中でも人気だったのが、ガラスのホヤがあめ色のもの(上画像:中央)。
現在(8月7日時点)、在庫があるのは「Trangia×DECEMBER」のケトル(ベージュ)のみとなっています。いずれも入荷自体が不安定のため、安定して供給するのが難しいそう。
ですが、制作は今後も続けていってくれるとのこと。新作の発売情報は、「DECEMBER」のHP、SNSで発信されますので、チェックしてくださいね。
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