こんにちは。まだまだキンキンに冷えたアイスコーヒーが美味しい今日この頃です。
今回はコーヒー豆の選び方です。コーヒー豆は産地や精製方法、焙煎(ロースト)の煎り度合い、抽出方法によって様々な味に変化しますが、ほとんどのキャンパーさんはローストされたコーヒー豆を買われると思います。
今回はローストの煎り度合いによる味の違いに焦点を当ててお話したいと思います。ローストされたコーヒー豆選ぶ前に知って欲しいポイントが2つあります。
(1)煎り度合い毎の味の特徴を知る。
(2)色々な煎り度合いのコーヒーを飲んで自分の好みを知る。
ロースト度合い毎の味とは?
ローストする前のコーヒーの生豆は青臭く、色も白っぽい色や薄いグリーンの色をしています。それをローストすることによって、初めてコーヒーのあの香ばしい香りや味が生まれるのです。ロースト度合いは大きく分けて浅煎り、中煎り、深煎りの三つで、細かく分けると8つの度合いに分かれます。
浅い方から、
ライトロースト→シナモンロースト→ミディアムロースト→ハイロースト→シティロースト→フルシティロースト→フレンチロースト→イタリアンロースト
となります。
コーヒー業界ではこの8段階を基準にローストされています。
それとロースト度合いで是非知っておいて欲しいことがあります。
それは、ビーンズショップによって度合いが違うという事実です。
どういうことかというと、例えばあるAというショップで売っているシティローストの豆とBというショップのミディアムローストが同じくらいのロースト度合いだった…なんてことがザラにあるからです。
なぜこの様なことが起こるのか?それは各ロースター(焙煎士)の主観で決められているからです。
焙煎方法を学んだ経緯や地域性もあると思います。
以前、長崎に旅行した際に入った自家焙煎珈琲の喫茶店で、たまたまその時期に当店で使っていたブラジルと同じ生豆を使っていたので、ローストの違いを知る為にブラジル中煎りを注文したら、うちでは深煎りで淹れているくらいのコーヒーが出てきました。
喫茶店巡りをされたことがある方は、ご存知かも知れませんが、そういうことも日常茶飯事なのです。
最近のサードウェーブのショップやスペシャルティコーヒーを売りにしているショップなどは、スペシャルティコーヒー協会が提唱している色差表を基準にして客観的な判断をされているショップもありますが、それでも人によって差があるのは仕方ないことかもしれません。
浅煎りは苦味がなく酸味を楽しむ珈琲で(酸味=酸っぱさではなく珈琲の酸味とはフルーツの甘酸っぱさやサッパリ感を言います)、中煎りは酸味とほのかな苦味とのバランスがとれている豆、深煎りは酸味がなく苦味やコクを重視した豆になります。
つまり同じ産地のコーヒー豆でも煎りが浅いと酸味があり苦味は無い、そこからロースト度合いを深くして行くと酸味は減って行き、苦味が増すというように味が変化します。
当然、どちらも混在している度合いもありますので、是非色々試してみて下さいね。
自分の好みを知る
人はそれぞれ味の好みが違います。
例えば、酸っぱいコーヒーが嫌いだからコロンビア深煎りで!と言われたお客様に全く同じ生豆から焙煎した酸味のあるコロンビア中煎りを試飲して貰うと「酸っぱくない!酸味はあるけど柔らかい風味。」と同じ産地のコーヒーでの味の違いに驚かれたことも多々ありました。
コーヒー豆には浅煎りや中煎りが適したコーヒーもあれば、深煎りが適したコーヒーもあり、浅煎りから深煎りまで楽しめるコーヒーもあります。
ですからまずはいろんなコーヒーを飲み比べてみて頂きたいのです。
また、コーヒーはブラックで飲まないとコーヒー通じゃない!と言われる方も居ますが、コーヒーは嗜好品です。
ブラックも含め自分が美味しいと思う飲み方で飲むのが1番だと私は考えます。
まずは自分の好みを知って、そしていつも自分好みのコーヒーで癒される、そんなホッとするようなキャンプコーヒータイムを楽しんで頂きたいのです。
アイスで飲みたいオススメコーヒー
- インドネシア・マンデリン…深煎りの王道、日本でも人気の高い豆で、重厚な味わい、苦味とコクを楽しめ余韻は長い。酸味はほとんど無い。
- グァテマラ深煎り…風味の良い苦味、しかし余韻は短くキレのある苦味が特徴。
- ブラジル深煎り…苦味の中にある甘み、カカオのようなコクも楽しめる。
- ケニア深煎り…濃厚なコクと苦味と上品な風味で、人気は高い。
- コロンビア中深煎り…柔らかな苦味と軽やかなコクと甘さ
いろいろな産地のアイスコーヒーを楽しんでください。
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