「東京キャンピングカーショー2020 in 幕張メッセ」が、2020年9月19日～21日まで開催されました。
キャンピングカーは、車内でも家の中の様に過ごすことができる「動く家」として、旅やアウトドアを楽しむ幅を広げてくれるツールでした。しかし新型コロナウイルスの影響を受ける今年は、感染リスクを避けて旅やアウトドアライフを楽しむことができるツールとしての新しい活用法に、注目が高まっています。
19日～21日の3日間で1万1,000人以上が来場した「東京キャンピングカーショー2020 in 幕張メッセ」に、LANTERN編集部が取材に行ってきました。注目車両とともにその模様をお伝えします。
ザ・キャンピングカー「キャブコン」
まずは、多くの人がキャンピングカーと聞いてイメージする、ザ・キャンピングカーの「キャブコン（キャブコンバージョン）」。
キャブコンのベースとなるのはトラック。キャブ（運転席）に、キャビンを取り付けたタイプです。
キャブコンからご紹介するのは、M・Y・S ミスティックの「アンセイエ（ANSEIE）」。
乗車定員7名、就寝定員は5名。大人もかがまずに立って歩くことができる天井の高さ。
家庭用エアコン。
冷蔵庫、電子レンジが標準装備で、まさに「動く家」ですね。
日常生活でも使いやすい「バンコン」
続いては、トヨタのハイエース等のバンや、ワンボックスがベースとなる「バンコン」タイプ。「キャブコン」よりも日常生活で使いやすい点で人気です。
バンコンからは、東京都武蔵村山市に本社を置く「OMC」から、「北斗 対座モデル」をご紹介します。
ベースは「ハイエースバン ワイド」で、二人用の対座ダイネット（ダイニングスペース）付。走行時は、前向きにすることもできます。
車中泊の夜をワクワクさせてくれる常設の2段ベッド。3人掛けソファーとして使うこともできるので、対座ダイネットと合わせれば、大人数でテーブルを囲めます。
電子レンジや冷蔵庫などは、車両後部のリアスペースに配置。床下収納にコンパクトキッチンもあります。
ラグジュアリーな車両がそろうKWORKS
続いては、展示車両からラグジュアリー感が伝わってくる「KWORKS（ケイワークス）」。
KWORKSでは、キャンピングカー搭載用に開発した、リチウムイオンサブバッテリーシステム「MEVIUS（メビウス）」が評判。ソーラーパネルと併用すれば、エンジンをかけていない状態でもエアコンを使うことができるというもの。
広々として快適な「オーロラ・エクスクルーシブ（EX）」の車内。キャンピングカーでのテレワークという提案もしていました。
リアから見た車内です。解放感を感じる快適な車内で、普段より集中して仕事ができそうです。
KWORKSには、アウトドアをとことん楽しめそうなトレーラーも展示されていました。
KWORKSが手掛ける「トレイルワークス」のトラベルトレーラー。けん引免許が不要で、日本の環境に適したコンパクトサイズです。
M・Y・S ミスティックの推しは「トラキャン」、「ライトキャブコン」
先ほど紹介したM・Y・S ミスティックのキャブコン「アンセイエ（ANSEIE）」は、車両だけで770万円。さすがに簡単には手を出せない値段です。
同社の人気キャンピングカーは、もう少し手が届きやすい値段の「トラキャン」や、ライトエースをベースにした「ライトキャブコン」。
M・Y・S ミスティックのトラキャン、「ハイラックス+J-cabin H」は、トヨタのハイラックス専用のトラックキャンパー。キャビン部分は着脱可能で、荷物扱いになるので車検不要、税金がかからない点が強み。
室内高さ183cm、室内幅177cmの広い室内が魅力です。
「ライトキャブコン」からは、見た目からカワイイ車両をご紹介します。
5名乗車可能の「レジストロ（Registro）」と、
4名乗車・就寝可能の「ミニポップビー（Mini Pop Bee）」です。
また、M・Y・S ミスティックには、軽自動車でもけん引できるトレーラー「レジストロクコ（Registro Cuco）」もあります。
インテリアはとにかくオシャレに仕上がっています。
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