100系ハイエースの内装をDIY
外観だけを見れば、そこら辺にありそうなボロボロの車。ですが、ドアを開けると一気に雰囲気が変わります。
車内をより自分好みの隠れ家の様にしたいと思い、内装は全てDIYで改造しました。
一番始めに目がいく板張り
リアハッチを開くと、最初に天井、壁の板張りに目がいくのではないでしょうか。
「なんで板張りにしたの?」と聞かれることがありますが、断熱や車内の匂いが臭くならないなどの理由はあります。
一番は見た目です。
20年前の車ということもあり、内装が古臭く汚かったのですが、板張りにする事で一気にログハウスの様になりました。
加えて板張りの中には断熱材が入っているので、夏の暑さや冬の寒さに強く、快適に過ごせる様になっています。
伸縮式ソファー兼ベッド
僕のベッドは常設のベッドではなく、就寝時以外はソファーとして使える様にしてあります。
ベッドとして展開すると、セミダブルの広さがあり、その上に厚さ10センチのマットレスを敷いています。
ここまでしてしまうと、車の中でも爆睡できます。
カーテンでプライベート空間に!
このカーテンは市販で、家様として売られている遮光カーテンを切ったものです。車内が外から丸見えでは嫌ですし、車上荒らし対策としても、目隠しは重要です。
目隠しをすると、外を気にせずに完全プライベート空間で、ゆっくりと過ごすことができます。
光や視線だけでなく断熱効果もあるので、遮光カーテンを付けるか付けないかでは、全く違います。
引き出し付棚兼テーブル
ここが、ご飯を食べたりパソコン作業をしたりする場所。
写真右側は靴箱になっていて、4足入る様になっています。
中央に引き出しがあります。この引き出しの中には、調味料や食器、フライパンなどが全て収納してあります。
僕は旅先の土地で買った食材で自炊をし、節約をしながら旅を楽しんでいるため、自ずと料理グッズが多くなってきました。
なので、この引き出し収納はかなり重宝しています。
車内を明るくするライト
始めは、キャンプで使うランタンを使用していたのですが、毎日の生活となるともう少し明るさがほしいと思い、ライトを後から取り付けました。
このライトは、ACコンセントから電源を取る様になっています。リモコンでON/OFFができたり、明るさも調整できるのがかなり気に入っています。
生活用電気をまかなうソーラーシステム
先程のライトの電気や携帯、パソコンなど生活に使う電気全てを、「suaoki PS5B」というポータブル電源でまかなっています。
120000mAhと、大体スマートフォン30回分くらいの電気を貯めることができます。
このポータブル電源は、車についているシガーソケットから充電することも可能ですが、それでは充電が追い付かない為、車の屋根に薄いソーラーパネルを設置しています。
このソーラーパネルは、天気の良い日ならお家のコンセントで充電するよりも早く、ポータブルバッテリーを充電することが可能です。
走行中に飛んでいかない様に、コーキング でしっかりと固定してあります。
天気の良い日に一気にソーラーパネルで充電し、満タンになれば3日程度は使うことができる優れものです。
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市販のキャンピングカーではなく自作するメリット
僕が実際に自作して、一年間使用して感じたメリットは、大きく3つありました。
市販のキャンピングカーを買うと、古い中古車を探しても200万円は余裕で超えてしまいます。その点自分で作ると、車体価格+DIY費用(15万円)位に抑えることができます。
もちろん市販のキャンピングカーは完成度が高いですが、万人受けする様に作られている為、使用用途に合わない場合があるんです。
一方自作する場合、自分の趣味で使うものに合わせてレイアウトを決めることができます。
そして自分で作った車は、どんなに良い車よりも愛着が湧き、大切にしたくなるのだと思います。
車を自分好みにDIYしてみよう!
いかがでしたでしょうか?
今は、この形で完成していますが、自分のやりたいことが変われば、レイアウトも変わると思います。僕はこれからも、世界に一つの、自分だけの車を作っていこうと思っています。
最後に、一つ注意しなければならないのが法律です。
日本では、数年に一度車検を受けなければならない為、車検に適合していなければいけません。地域によっても、基準の違いがあるので、近くの車屋や運輸支局などに問い合わせてから行うことをおすすめします。
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