今回、大人気の「ふもとっぱらキャンプ場」にマウンテンバイク(以下MTB)ライダーのお二方をお呼びして、キャンプを楽しみつつ、併設されたMTBコースを体験してきました。
ご存知のように、「ふもとっぱらキャンプ場」は1月、2月の冬季でも週末の予約は一杯になる、とても人気の高いキャンプ場です。
取材に訪れた日は11月下旬の平日でしたが、人気のエリアはかなりのテントが設営されておりました。
そんな大人気の「ふもとっぱらキャンプ場」に、MTBコースが存在するのはご存知でしょうか?
プロライダーと走って見えて来た、ふもとっぱらMTBコースの魅力
まずは、ご一緒して頂くライダーの紹介から。
佐多 健太郎(写真右)
2020年10月に板橋区でスポーツ自転車ショップ「Biking」をオープン。MTBだけでなく、ロードレーサーから子ども用自転車まで、幅広く対応できる自転車店として地元で愛される。
ベテランらしい確かな技術と、ちょっとお茶目な人柄で、業界にファンも多い。親しみやすい専門店として、初心者でも安心して相談にのってもらえる。
また、子どもから大人まで参加するMTB練習会「サタジュク」の運営をしており、好評を博している。ダウンヒルレースでは、トップカテゴリー参戦経験も持つなど、ライダーとしても経験豊富。
最近、ご夫婦でキャンプをはじめて、キャンプ道具を徐々に集めている。
内藤 仁雄(写真左)
MTBインストラクター。国内のMTBストリート史を牽引する「TUBAGRA」を主宰する。受講者のレベルや要望に応じた個人レッスンも好評で、HPから購入に関する相談を受け付けている。
家族で毎月キャンプに出掛ける、ヘビーキャンパーでもある。
なお、今回お二人にお持ち頂いたMTBは、TUBAGRAオリジナルフレームcroMOZU275。
最新の27.5インチホイールの走破性と、このホイールサイズでは考えられないバニーホップ(ジャンプ)のしやすさを兼ね備えた、1台で何役もこなせるアクションMTBです。
MTBフォレストパーク
上記ライダーの2名は、以前に各自でふもとっぱらにキャンプに来た際、こちらのDコースを走行したそうです。
その時の印象は、造成されてからかなりの年月が経ったであろうものの「基盤がしっかりと作られているコースだな」というものでした。
石畳のような路面や木製ラダーもあり、適度にコーナーやコブが配置され、緩やかな下り基調でのコースレイアウトは、初心者から中級者でも楽しめるコースです。
ふもとっぱらキャンプ場の公式サイトには、MTBコースの具体的な記載がなく(執筆時点)、勿体ないとの事で、今回の取材に至りました。
コース案内図をGETしよう!
取材した時点では、ふもとっぱらの公式サイトにコースの案内図などはありませんでした。ふもとっぱらキャンプ場の受付で、コース使用の手続きの際に案内図をもらいましょう。
使用料は大人500円、子ども250円。詳細は公式HPで確認してください。レンタルMTBは、事前に予約すると安心です。
まずは枯れ川沿いのリバーサイドトレイルで、MTBに慣れよう!
普段ロードレーサーのようなスポーツ自転車に乗っている方でも、MTBが初めての場合は、いきなりコースに入るのは危険です。
まずはMTBで、オフロードと呼ばれる未舗装の道を走る感覚に慣れましょう。キャンプのついでに、お子さんとMTBをレンタルしてチャレンジする時も同様です。
こちらのトレイル(案内図に赤丸記載)はゆるやかな下りで、路面も適度なオフロードなので、お子さんでも安心して走れます。
いよいよDコースへ!
山の中をMTBで疾走する爽快感!を知っている中級者以上のレベルの方でも、ワクワクするような光景が広がっています。
林立する木立を縫うようにレイアウトされたコースは、初心者がゆっくり走ってもMTBの面白さを十分体験できるでしょう。コース脇の岩や倒木には苔が生え、とても幻想的な雰囲気があり、どこを撮っても絵になります。
新しいMTBコースにはない、長年の歴史が醸し出す重厚感とでも言いましょうか。言葉にするより、写真を見て頂くのが一番ですね。
プロライダーによるダイナミックなライディング写真もありますが、初心者でも十分楽しめるコースになっております。
石敷きの路面は踏み固められており、適度な凹凸が楽しめます。
木製ラダーが、冒険心をくすぐります。
中級者以上なら、ちょっとした起伏を利用して跳ぶ事も出来ます。
パンプトラックに似た連続した起伏もあり、初心者はプッシュ練習、上級者は宙へ!
軽めのドロップオフ(落差)では、上級者はダイナミックに跳んじゃいましょう!