日常の忙しさを忘れて、ゆらゆらと揺れる焚き火の炎をボーっと眺めている時間って、最高に贅沢ですよね。
キャンプ歴11年になる我が家ですが、これまで焚き火はあまりしていませんでした。理由は設営・撤収をほとんど1人でしている主人が、面倒くさがっていたからです。
でも本当は、私はずっと焚き火をしたかったのです。
キャンプ場では、暗くなると、サイトのあちこちで焚き火をしている様子が見られます。その様子をいつも「いいなー」と眺めていました。
私1人で焚き火をしようと考えたこともありましたが、焚き付けの時に使用するトーチバーナーが怖くて出来ませんでした。なので、自分で焚き火をすることは諦めていました。
ちなみに我が家の焚き火台は、定番中の定番のユニフレームのファイヤグリル。けっして焚き付けがしにくい焚き火台ではないのですが…。
とても気になる焚き火台との出会い
しかしある日、とても気になる焚き火台に出会いました。
「SOLO STOVE RANGER(ソロストーブ レンジャー)」です。
キャンパーの間で人気の焚き火台で、所有者が集い、グループキャンプが行われるほど!
焚き付けが簡単で、何といっても炎がとてもきれい!これまでの焚き火の常識を覆した、と言っても過言でないと思いました。
苦手なトーチバーナーを使用しなくても、焚き火が出来るということで、非常に気になっていました。
出典:SOLO STOVE
SOLO STOVEの秘密は、二重構造による「二次燃焼」システムにあります。 この二重構造により、小枝や松ぼっくりに着火することで焚き付けが出来ます。
これならトーチバーナーが怖い私でも、焚き火が出来そう。更に小枝や薪が完全燃焼し、少し灰が残るだけなので、後片付けも楽そうです。
「SOLO STOVE RANGER」が第一候補となり、お金を貯めることにしました。
しかし、たまたまアウトドアショップに買い物に行ったときに実物を見て、購入を断念しました。理由はサイズです。
我が家では、キャンプギアの軽量化を図っている最中。直径約38cmで高さ約32cmのRANGERはサイズが大きすぎたのです。
RANGERより少し小さい「SOLO STOVE CAMPFIRE」
調べてみると、「SOLO STOVE」にはいくつかの種類があることがわかりました。
RANGERの次のサイズ、「SOLO STOVE CAMPFIRE(ソロストーブ キャンプファイヤー)」は、直径約18cm、高さが約24cm。ちょっと小さい感じがします。RANGERとCAMPFIREの間のサイズがあれば良かったのですが…。
車載のしやすさから、CAMPFIREにしようと思ったものの、即決とはなりませんでした。
ただ二次燃焼システムの焚き火台は、ずっと気になっていました。
「SOLO STOVE」のライバル現る
他の焚き火台はどうかと、持ち運びがしやすい二次燃焼の焚き火台を調べると、気になる商品がありました。
モンベルの「フォールディング ファイヤーピット」です。
出典:mont-bell
二次燃焼システムで何と折り畳みができます!
出典:mont-bell
折りたたむと、42×5×30cmになります。サイズ的には我が家の理想的なサイズでした。
ライバルの登場に、「モンベル フォールディング ファイヤーピット」か「SOLO STOVE CAMPFIRE」でますます悩みが深まることに…。
ついに決断!決め手は炎の高さ
今回、購入した焚き火台の決め手になったのは、YouTubeで見た映像からでした。
「SOLO STOVE」のシンプルなデザインに惹かれていましたが、CAMPFIREはサイズの大きさに比例して、炎の大きさも小さいのではないかと思っていました。
そもそも焚き火ではなく料理をする道具のため、炎を十分に楽しめないのではないかという懸念も。
しかし動画によってそれは払拭されました!どの動画を見ても、小さなサイズからは想像できないほど、炎が高く立ち上がっていたのです。
そうと決まれば「SOLO STOVE CAMPFIRE」をさっそく購入。ワクワクしながら開封しました。
コンテナボックスにも入る、このコンパクト感。我が家に最適な焚き火台になりそうな予感です。
SOLO STOVE CAMPFIREを持ってキャンプ場へ
いよいよ「SOLO STOVE CAMPFIRE」での初焚き火です。サイズ感は写真の通りです。
カーミットチェアと並べるとかなり小さいです。このサイズで動画のような高い炎が見られるか楽しみです。
焚き付け
初焚き火ではまず、使用済みの紙コップや紙皿を下に敷き、上にオークの廃材を置きました。
更に、紙コップや紙皿にチャッカマンで着火。紙コップや紙皿を追加し、5分程度で焚き付けが完了しました。
火がオークの廃材に着火しました。ここから「SOLO STOVE」の本領発揮!
みるみるうちに炎が高くなっていきます。
炎の高さは、最大で焚き火台の3倍程までになりました。サイズは小さいですが、十分焚き火を楽しめます。恐るべしCAMPFIRE!
燃焼効率の良さから、廃材は1時間程度でなくなりました。それも僅かに白い灰が残った程度です。
翌朝ゴミ袋に灰を捨て、水でゆすいで天日干ししました。片付けも楽ちんです。
「SOLO STOVE CAMPFIRE」こんな方におすすめ!
・焚き付けが苦手な方
チャッカマンやターボライターでも、焚き火を楽しめます。
・小さいサイズの焚き火台をお探しの方
小さくても炎の高さや炎の美しさは十分楽しめます。
・焚き火だけでなく料理もしたい方
本来の使い方は焚き火ではなく料理だと思います。
本来は料理用のストーブですが、私は十分焚き火を楽しめました。やはり持ち運びやすさや、簡単に焚き火を楽しめる点では、我が家にピッタリの焚き火台だと思います。
ただ、家族全員や仲間と焚き火を楽しみたい方や、冬キャンプで暖を取りたい方には物足りなくなる可能性があります。
そういった方はSOLO STOVE RANGEをオススメします!