焚き火&BBQの二刀流もあり!2モデル4種類から選べるテントファクトリーの「囲炉裏テーブル」で焚き火を楽しんでみよう!

公開日:2021 / 01 / 15
最終更新日:2021 / 02 / 01

焚き火を囲んでお酒を飲んだり、焚き火台を使ってBBQを楽しんだりする場合、食器の置き場に困ることがよくあります。そんなときにあると便利なのが、焚き火台を囲むように設置する“囲炉裏テーブル”。これがあると料理や飲み物が置けるので、とても便利です。

また囲炉裏テーブルがあることで、焚き火から一定の距離を保つことができ、子どもが焚き火へ近寄りすぎることも防いでくれます。これなら、小さな子どもがいるファミリーキャンパーも安心して焚き火を楽しめます。

そんな囲炉裏テーブルは、各メーカーからいろいろなタイプが登場していますが、今回はモデルやサイズが豊富なテントファクトリーの製品をピックアップして、その使い勝手を検証してみることにしましょう。

テントファクトリーの囲炉裏テーブルは2モデル4種類

テントファクトリーの囲炉裏テーブルには、「コネクションテーブル4セット」(以降、コネクションテーブル)と「スチールワークスフリー4セット」(以降、フリーテーブル)の2モデルがあります。


「コネクションテーブル」は、粉体塗装を施したスチール製で、サイズは約1000×1000×260mm、開口部は約660×660mmです。


「フリーテーブル」も粉体塗装を施したスチール製で、「1000」「880」「675」の3サイズをラインアップ。「1000」のサイズは「コネクションテーブル」と同じ、約1000×1000×260mm、開口部は約660×660mmです。


「1000」よりひとまわり小さい「880」は、約880×880×260mm、開口部は約580×580mm。


そして、いちばん小さい「675」が約675×675×175mm、開口部は 405×405mmです。「675」だけ、ほかのサイズよりテーブル高が少し低くなっています。

マルチに使える作りが魅力!

どちらのモデルも、基本的な仕様は同じです。4台の細長いテーブルを接続して囲炉裏テーブルとして使用するだけでなく、シチュエーションに合わせてマルチに使うことができます。


2~4台を平行に並べて接続すれば、ローテーブルとしても使うことができます。


また単体でも自立するので、チェアの横に置けばサイドテーブルとしても使うことができます。焚き火専用にならず、さまざまなシーンで活用できるのはうれしいですね。

大きなモデルでも収納サイズは意外とコンパクト

組み立てるとかなり大きく見えますが、収納サイズは意外とコンパクトです。「コネクションテーブル」の収納サイズは、約840×190×110mm。付属の収納バッグは肩掛けもできるので、持ち運びは楽にできます。


「フリーテーブル」は、いちばん大きな「1000」が、約845×210×110mm。ひとまわり小さい「880」の収納サイズは、約745×190×110mm。さらにひとまわり小さい「675」は約555×175×110mmとよりコンパクトです。

2タイプの違いは天板にあり!

この2モデル、サイズにバリエーションがあるかないかの違いだけで、一見すると同じように見えますが、一体どこが違うのでしょうか? その違いは天板にあります。


「コネクションテーブル」は、「ラス網」と呼ばれる金網状の天板を採用しています。剛性が高くてねじれに強く、食器などを置いても滑りにくいのが特徴です。しかし「フリーテーブル」に比べると少し重く、価格も少々高価になります。ちなみに重さは約10.5kg、標準価格は1万3000円です。


対する「フリーテーブル」は、金属板に丸い穴を開けた「パンチング」加工を施した天板を採用。外圧がかかるとねじれやすく、天板に置いたものが滑りやすいというデメリットはありますが、ラス網仕様に比べると重量が軽く、比較的安価です。「1000」の重量は約9kg、標準価格は9600円です。

数字にすると、たった1.5kgの違いでしかありませんが、実際に持ってみると意外と重さの違いを感じます。それでいて、重い「コネクションテーブル」のほうが隙間だらけで軽そうに見えることを考えると、「コネクションテーブル」の堅牢さが想像できますね。

シーンに合わせた活用を楽しもう!

各モデルの違いがわかったところで、それぞれにあった使用シーンを考えてみましょう。まず「コネクションテーブル」から。

コネクションテーブル


「コネクションテーブル」の特徴であるラス網仕様の天板は、同社「スチールワークス」シリーズのテーブルにも採用されています。またテーブル高も同じことから、統一感のあるテーブル拡張を行うことができます。

例えば、スチールワークシリーズの「FDテーブル600」と「FDテーブル450」を並べると、テーブルはグンッと広くなり、大きなお皿なども並べることができるようになります。

フリーテーブル

「フリーテーブル」の場合は、3サイズのなかから、キャンプスタイルや用途に合わせて選ぶことができます。


例えば「1000」の場合なら、開口部が大きいので、同社の焚き火台「セントラルファイアグリル35コンパクト」を収めることができます。大きめのサイズなので、4人以上の家族やグループでのキャンプに最適です。


「880」の場合は「1000」よりもひとまわり小さくなるので、4人ぐらいまでの使用におすすめ。開口部が少し狭くはなるものの「セントラルファイアグリル35コンパクト」を収めることができます。


このほかにも同社のBBQグリル「FDグリル32」もフィットします。必要以上にグリルを大きくしたくない場合は、こちらも便利です。


そしてもっともコンパクトな「675」は、ソロキャンプやペアキャンプにおすすめのサイズです。小さいので「セントラルファイアグリル35コンパクト」を入れることはできませんが「FDグリル32」はジャストフィット。コンパクトな囲炉裏スタイルが楽しめます。

また「675」は、ワンポールテントのポールまわりにセットして、センターテーブルとしても活用できます。コンパクトなのでテント内でもジャマになりません。

実は「FDグリル32」でも焚き火が可能!


「880」や「675」には、BBQグリルの「FDグリル32」がフィットするというと「じゃあ『880』や『675』では焚き火が楽しめないの?」なんて声が聞こえてきそうです。でもご安心を。「FDグリル32」はシンプルながら作りは堅牢なので、焚き火も十分にできてしまいます。


コンパクトサイズなので、大きめの焚き火は楽しめませんが、ソロキャンプやペアキャンプなら、意外とこのサイズで十分。コンパクトだから持ち運びや収納も楽だし、手入れも簡単です。


また開口部が広い「1000」なら「FDグリル32」を2台入れて使うことも可能。1台は焚き火で暖を取り、もう1台でダッチオーブン料理やBBQを楽しむなんてこともできます。もちろん同サイズの「コネクションテーブル」でも使用可能です。

食器などの加熱に注意


焚き火のまわりにテーブルがセットできるのはとても便利なのですが、炎に近すぎるとテーブル上のモノが加熱されてしまいます。プラスチック製の食器の場合は変形してしまったり、金属製の食器なら熱くなってしまうこともあります。

テーブルと焚き火の距離だけでなく、炎の大きさや風向きを考慮して、囲炉裏スタイルを楽しむようにしましょう。

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牛島 義之

アウトドア雑誌の副編集長職を経て、フリーエディター&ライターとして独立。以降、アウトドアをはじめ、グッズ、クルマ、旅行、ペットなど、レジャー関連を中心に、さまざまなジャンルで執筆活動している。

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