最近のキャンプブームで注目されているソロキャンプ。グループキャンプやファミリーキャンプと違って、自分のペースでのんびり過ごせることから、ソロキャンプを楽しむ人が増えています。
いろいろなソロスタイルを楽しむ人がいるなかで、人気があるのはワンポールテントをベースにしたスタイル。ポール1本で設営するシンプルな構造なのでひとりでも建てやすく、収納サイズもコンパクト。ソロキャンプにはうってつけです。
しかしポール1本で設営することから、居住空間が狭くなってしまうというデメリットもあります。
そんななか登場したのが、コンパクトさと居住性を兼ね備えたテントファクトリーのワンポールテント「TCワンポールテント180V」。グランドシートを装備していない、ウォークインスタイルのワンポールテントです。
一見してわかるのは、カラーバリエーションが2カラーだということですが、ほかにどのような特徴があるテントなのでしょうか? スペックを追いながら、その詳細を見ていくことにしましょう。
居住性をアップする「Vポール」が魅力
「TCワンポールテント180V」の特徴は、なんといってもフロントの出入り口にある「Vポール」。この二又ポールを採用することで、出入り口を張り出すことが可能となっています。
これによりテント内のヘッドクリアランスが広がり居住性がアップ。カタログスペックでは定員が2~3人となっていますが、圧迫感がないので4人での使用も可能です。
さらに出入り口にヒサシができるため、雨の日の出入りでテント内に雨が入ることも軽減できます。
撥水性の高いポリコットン製
そんなVポールが支える本体には、耐久性や通気性、吸湿性に優れたコットン65%×ポリエステル35%のポリコットン(TC)を採用。表面には撥水加工が施されているので、耐水圧2,000mmと一般的なポリエステル製テントと同等かそれ以上のスペックを備えています。
ただし優れた耐水性を備えているとはいえ、ほかのTCテントと同じように強雨では快適に過ごせない状況になる場合も。決して無理はしないように使用してください。
前後ドアにメッシュパネルを採用
一般的なワンポールテントは、前後の出入り口にドアパネルが1枚あるだけ。基本的にはシェルターのように過ごすスタイルです。開放感があって気持ちがいい半面、虫の侵入やプライバシーの確保がしにくいものでもありました。
しかしこのモデルは、前後の出入り口にメッシュパネルを装備。これなら通気性を確保しながら虫の侵入を防ぎ、プライバシーも確保することができます。
巻き上げ式スカートを装備
テントの裾部分に装備されているスカートは、冷気の侵入や雪の吹き込みなどを防ぐ、秋冬キャンプにはありがたい装備。しかし夏のキャンプでは、通気性を悪くする装備でもあります。
そこでこのモデルが採用したのが「巻き上げ式スカート」です。蒸し暑い夏は巻き上げて通気性を確保し、寒い季節は下ろして冷気を遮断することで、オールシーズン快適に過ごすことができます。
オプションでグランドシートをラインアップ
ワンポールテントは内側にフロアがないモデルが多く、地面に直接コットなどを並べるスタイルで楽しんでいる人が多いですが、シューズを脱いでフロアの上でくつろぎたいという人もいます。
そんな人のために用意されたのがオプションの「TCワンポールテント グランドシートHX180」です。これがあれば、フロアでくつろぎたいという人でも楽しめます。また、半分に折って使えば、土間とフロアの両方を作ることも可能です。
拡張性を考慮した装備が充実
このほかにも、出入り口のドアパネルとメッシュパネルに「ダブルジッパー」を採用したり、テントトップにタープとの連結を簡単に行える「リングストラップ」を装備するなど、拡張性を考慮した装備が充実。さまざまなスタイルに対応できるようになっています。
同シリーズ「TCウィングタープ」との連結なら、きれいなシルエットで広々とした前室を作ることができます。タープ用のポールを1本追加するだけで設営できるので、荷物をコンパクトにすることもできますね。
ちなみに「TCウィングタープ」は人気モデルのため、現在は欠品中のようです。2021年の春には再入荷する予定なので、気になる人はチェックしておきましょう。
ダークベージュとモスグリーンの2カラーを展開
テントファクトリーの「TCシリーズ」は、3~4人用の「TCワンポールテントRG」(昨年までは「TCワンポールテント」)の1モデルのみでした。しかしひとまわり小さい“弟分”の登場で、ソロキャンプやペアキャンプをコンパクトに楽しみたいというニーズにも対応。
カラーは、ダークベージュ(DBE)とモスグリーン(MG)の2色展開。ナチュラルテイストでコーディネートしたい人はダークベージュ、ミリタリースタイルを楽しみたい人はモスグリーンといった選び方もできますね。