LANTERN の人気コンテンツである「キャンプスタイル」。キャンパーさんに現地取材を行い、リアルなキャンプスタイルをご紹介してきました。キャンパーの皆様にご協力いただき、キャンプスタイルの掲載数は、業界No.1です。
2020年はコロナ禍の為、マスク着用、ソーシャルディスタンスを保ちながら313組の皆様に取材を行い、併せてアンケートにもご協力いただきました。皆様からいただいた貴重なアンケート調査結果を発表します。
キャンパーお気に入りのブランドは?
キャンパーお気に入りアウトドアブランドのランキングは、以下の通りとなりました。
グローバル企業に成長した「スノーピーク(snowpeak)」に、2021年に創業120周年を迎えた伝統の「コールマン(Coleman)」。スノーピーク(67票)とコールマン(45票)で40%近く票を集め、日本のキャンプシーンをけん引する両ブランドの人気の高さが目立ちました。3位にランクインしたのは「DOD(ディーオーディー)」。ユニークな商品ネーミングと高いコストパフォーマンスで、着実に人気を高めています。
4位はなんと同数(12票)で4ブランドが並びました。テンマクデザイン(tent-Mark DESIGNS)にノルディスク(Nordisk)、ogawa(キャンパルジャパン)、モンベル(mont-bell)と、おなじみのブランドがランクイン。ほぼ同数でユニフレーム(UNIFLAME)もキャンパーに支持されています。
以降のランキングでは、THE NORTH FACE、CHUMS、Petromaxも人気を集めました。アパレルやバッグを展開しているブランドは、普段から親しみやすいのかもしれませんね。
【キャンプ歴別】お気に入りアウトドアブランドランキング
アンケートではキャンプ歴を聞いています。ここではキャンプ歴を「1年未満」「3年以上5年未満」「5年以上」と分けて、それぞれのお気に入りブランドをランキングにしました。
■キャンプ歴「1年未満」
2.Snow Peak(スノーピーク)
3,DOD(ディーオーディー)
■キャンプ歴「3年以上5年未満」
2.Coleman(コールマン)
3,DOD(ディーオーディー)
■キャンプ歴「5年以上」
2.Coleman(コールマン)
3,mont-bell(モンベル)
キャンプ歴に関係なく、コールマンとスノーピークは人気ですね。なお、キャンプ歴5年以上のベテランキャンパーには、国内ブランドでハイカーにも人気のモンベルがランクインしています。
年間のキャンプ回数はどのくらい?
「年間のキャンプ回数は?」という質問に対する回答結果で、約50%近い回答となったのが「4~9回」。46.6%のキャンパーが、1シーズンに1度以上キャンプを楽しんでいます。
キャンプ歴別の回答結果をお伝えすると、「キャンプ歴1~2年」というビギナーキャンパーでも「4~9回」が39.8%と最も多く、「キャンプ歴3~5年」になると「4~9回」の割合は、57.6%と過半数以上に達していました。
「4~9回」に次いで回答が多かったのが「10回~19回」。月に1回か、それ以上のペースでキャンプに出掛ける方が多いという回答になっています。「年間20回以上」という回答をした猛者キャンパーも、10%以上いるという結果でした。
1回のキャンプで何泊する?予算は?
最後にお伝えするのは、1回のキャンプでの宿泊日数と予算について。
キャンプというと「自然の中でゆっくり、のんびり」というイメージをお持ちの方が多いかもしれないですが、約70%のキャンパーが1泊2日でキャンプを楽しんでいるという回答でした。
大型連休などはもちろん、時間の都合がついた土、日曜などにも、積極的にキャンプ場へ出かけられるキャンパーが多いようです。
ファミリー、デュオ、グループキャンパーの予算(平均)の回答結果は、
となりました。
予算は、キャンプ場施設利用料だけでなく、キャンプ場までの交通費、食材費等を含めた回答です。多くのキャンパーが、午前中に移動や現地の食材などの買い物、観光を楽しみ、午後からキャンプ場でゆっくり焚き火、キャンプ料理を楽しんでいるようです。
なお、最近話題となっているソロキャンプ(大人一人)の予算は、
となっていました。
キャンプに対する意識・行動調査について
近年のキャンプ人口増加に加え、コロナ禍でますます注目度が高まっているキャンプ。ビギナーもベテランキャンパーも、それぞれのスタイルでキャンプを楽しんでいるようです。
お気に入りのアウトドアブランドでは、「スノーピーク」「コールマン」ら安定の人気を誇る2ブランドに加えて、人気上昇中の「DOD」のTOP3入りが印象的でした。
なお同じアンケートで行った別の質問、キャンプ場で皆さん「どのように過ごしているか?」という問いには、「焚き火」「料理」「非日常体験」「自然を感じながらのんびり」という回答が多く得られました。
自然の中で「非日常」を満喫する。今後も多くのキャンパーがこの体験を楽しみ続けられるよう、LANTERNも引き続きキャンプの魅力発信を行っていきます!
2021年もよろしくお願いいたします!
最後になりますが、アンケート、取材にご協力いただいたキャンパーの皆様とキャンプ場の皆様に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
2021年も引き続きキャンプスタイルの取材を行いますので、どうぞよろしくお願いします!
「キャンプスタイル アンケート調査」概要
調査地域:雨飾高原キャンプ場(長野県)、マキノ高原(滋賀県)、かぶとの森テラス(三重県)
調査対象:キャンプ場利用者313組
調査期間:2020年1月1日〜12月25日
調査方法:現地アンケート