土浦レイクサイドBIKELORE イベントレポート
高いホスピタリティーを感じる運営スタッフ
会場の霞ヶ浦総合公園に着くと、手際よくスタッフが誘導してくれました。
受付では、消毒、検温などの感染予防対策もしっかりとされていて、さっそくホスピタリティの高さが伝わってきました。
イベント中、急な雨が降り出したときには、スタッフの皆さんがタープなどの雨宿りできる場所へ参加者を案内していました。参加者は不満を口にするわけでもなく、楽しそうにタープの下から空を見上げていました。
実は雨が降り出す前に、スタッフが雨雲レーダーで確認した情報を、事前にアナウンス。この気配りが、参加者の安心と笑顔につながっていたのだと思います。
この雨の中、土浦市の安藤真理子市長から挨拶がありました。
参加者のあたたかい拍手が起こったことも、スタッフが作り出す雰囲気によるアシストがあったからだと感じました。
充実したブースとアクティビティが楽しい
ワクワクした気持ちでおしゃれに電飾された入口ゲートをくぐると、青々とした芝の上に、様々なショップや飲食店、企業などのブーステントや、アクティビティで賑わっている光景が目に飛び込んできます。
そして、その中をテープで作られた自転車コースがぐるりと広がっていました。
楽しいが溢れる個性的なレースの数々
自転車のレースと言うと、真剣な面持ちのアスリートが沢山いて、緊張感のある雰囲気をイメージしていましたが、BIKELOREはそれとは正反対のとても居心地のいいイベントでした。
それは、様々なクラスに分けられたレースによっても伝わってきます。例を挙げると、「デニム」素材の衣服を身に着けた、中学生以上の選手のみ参加できる「DENIM CLASS(デニム クラス)」というレース。もちろん、初心者でも選手は選手です。気軽にカジュアルなスタイルで楽しめます。
さらには「WAN-CRO(ワンクロ)」という犬一匹と人間一人がチームになって走るレース。海外ではおなじみのレースなんだとか。愛犬との絆を試す最高の機会になりますよね。
そしてなんと言っても目玉は、「OWL/VIRGIN CLASS(オウル/バージン クラス)」という目立ったもの、楽しんだものが伝説を残せるレース。中にはコスプレをして出場する猛者も!自転車の車種は不問なので、思う存分個性を発揮できますね!
もちろん、ガチのスピードレースや、キッズ向けのレースも充実しており、どんな人でも楽しめるようにタイムテーブルが組まれています。
主催者が率先してプログラムを作り上げていくイベントというよりは、参加者全員で、楽しく一緒に遊んじゃおう、という雰囲気が、この空間を作っているのだと感じました。
詳しい自転車レースの模様は、公式サイトや自転車系メディアで取り上げられると思いますので、ここからはキャンプメディアらしく、アウトドア目線でお伝えしていきます。
「ゴミは出した人が持ち帰る」が定着
イベント終了間際、ふと周囲を見回して驚きました。会場にはゴミ一つ落ちていません。思い起こせばイベント中、ゴミのポイ捨てを一つも目にしませんでした。
2011年から続く「ゴミを出さない」という実行委員の方々の姿勢が、スタッフ、出店しているブース関係者、イベント参加者に脈々と受け継がれているのを感じました。
子どもも大人も楽しめる場所
会場には、自転車に乗らない人たちも遊べるブースが沢山用意されていました。多くの家族連れが参加していた理由の一つかもしれません。
レースに出るお父さんが、準備をしている間、子ども達はボルダリングや輪投げなどのゲームコーナーで遊び、レースが始まったら家族で声援を送る。
会場でハンバーガーなどのキッチンカーの料理を楽しみ、星野リゾート「BEB5 土浦」や霞ケ浦湖畔にて宿泊。そんな素敵な楽しみ方ができるように企画されていました。
これ、家族全員が笑顔になっちゃうヤツですね!
春休みの取材だったので、筆者の息子(小3)も同行していたのですが、お小遣いを握りしめて、勝手に楽しんでおりました。
筆者の取材中はゲームコーナーで遊んだり、スタッフの方に優しくしてもらったりと、終始ご機嫌な様子。「キャンプが苦手なママも参加できるかな?」と思える、素敵なイベントでした。