テント泊禁止の公園で、テント泊キャンプ?!
二日間に渡って行われた「土浦レイクサイドBIKELORE」では、宿泊して両日参加する方も多くいました。
星野リゾートの「BEB5 土浦」に、多くのイベント参加者が宿泊した一方、普段キャンプ泊が禁止されている、霞ヶ浦総合公園の湖畔エリアが特別にテントエリアとして開放され、おなじく多くのイベント参加者が利用していました。
霞ヶ浦の湖畔に、大好きな自転車と共にテントを張って一泊。自転車乗りにとってとても贅沢な休日だと感じました。
残念ながら、テントエリアは満員で、筆者はテント泊ができませんでしたが、貴重な機会なので取材してきました。
個性的なテントの数々
一般的なキャンプ場でよく目にするのは、コールマンやスノーピークなどの有名メーカーのテントですよね。
同じテントが多すぎて、たまに自分のテントがわからなくなる…なんて笑い話があったり、なかったり。しかし、ここでは個性的なテントが多く、そんな心配はいりません。
昨今のソロキャンプブームで、ウルトラライトなテントを目にすることも増えましたが、ここではそれらが圧倒的に多く、自転車同様こだわりを感じました。
筆者が気になったのは珍しい「PAAGOWORKS(パーゴワークス)」のNINJA SHELTER。二組の利用者に取材させていただきました。
↑ソロキャン仕様。コットを使いインナーテントは無しです。
↑こちらは二人での使用例。インナーテントを使用しています。
11年目。秘訣は「自転車が好き」をコツコツと
二日間の取材を終えて、印象に残っているのは、スタッフと実行委員5人の仲の良さです。スタッフの皆さんが彼らに敬愛を込めて、冗談を言っているのを聞くと、同じ趣味を持った仲間同士だからこその信頼感を感じました。
もう一つ印象に残っていることがあります。
岡野さんの「一つ一つコツコツとやってきました」という言葉です。
昨今のキャンプブーム、アウトドアブームは、同じ趣味をもつ仲間が増えて喜ばしいことですが、その反面、ゴミのポイ捨てや夜中まで騒ぐなど、マナーの低下も指摘されています。
誰もが気持ちよく過ごせる環境づくりは、簡単なことではありません。
しかし、マナーがわかってない!と線引きするのではなく、どうしたら良い循環ができるのか、私たち一人一人に、何かできることがあるのかもしれません。
「ただ自転車が好きな人達が、遊べる場所作りをコツコツとやってきただけです」という岡野さんの言葉は、10年もの月日を掛けてBIKELOREを育ててきた主催者として、とても重いものです。
しかし自転車という言葉をキャンプに置き換えれば、未来のアウトドアシーンに向けて希望になる言葉に思えました。
次回、5月29日〜30日に山梨県北杜市にて白州の森BIKELORE7が行われます。興味を持った方は、是非遊びに行ってみてください。
BIKELORE 次回開催要項
イベント名:白州の森バイクロア7
開催スケジュール:2021年5月29日(土)~2021年5月30日(日)
会場:白州尾白の森 名水公園べるが
イベントHP:https://bikelore.jp/hakushu7/