日本で生まれたインスタントラーメンは、今ではいろいろな国で食べられるようになりました。
広がった国の好みにあわせて、トムヤムクンや麻辣(マーラー)といった味つけがされて発展し、最近は日本に逆輸入されいろいろな味のインスタントラーメンが定着しましたね。
少し前にYoutubeなどでインスタントラーメンを使って作るチャーハンが流行りましたが、アジアの国では焼き飯に加えたり、お湯で戻した麺に具を加えて炒めるなどのアレンジで食べられています。
また、日清からチキンラーメンとキャベツやもやしと一緒に食べる、チキンラーメン「キャベサラダ」「モヤサラダ」という意外な組み合わせの商品が発売されましたが、ネパールにはこれとよく似た料理があります。
ワイワイヌードルを使ったサラダ「ワイワイサデコ」
紹介するのはワイワイサデコというサラダ。サデコは和え物、ワイワイはネパールで売られているワイワイヌードルというインスタントラーメンの商品名です。
ワイワイヌードルのパッケージを見ると
- お湯を入れずにそのまま食べる
- お湯を注いで食べる
- 鍋に沸かしたお湯で、具材と一緒に煮込んで食べる
と、一番上にそのまま食べる方法が紹介されています。
実際にネパールではお湯を入れてラーメンとして食べる人は少なく、麺を細かく砕いてそのままボリボリと食べたり、ワイワイサデコとして食べられたりすることの多い商品です。
日本でワイワイヌードルを手に入れることは大変かと思いますので、味の近いチキンラーメンに辛味を加える方法を紹介します。
材料 4人分
- トマト:中1個
- きゅうり:1本
- 玉ねぎ:中1/4個(あれば、紫玉ねぎか新玉ねぎ)
- レモン:1/2個
- チキンラーメン:1袋
- 一味:小さじ1/4(好みで加減してください)
- お好みのスパイス:少々
(今回はガラムマサラを使いました。カレー粉やお持ちのアウトドアスパイスなどあるものをお使いください。)
少々は“2本の指でつまむ”、ほんの少しの量です。
今回は材料が残りにくい4人分の量にしていますが、2人前に対してチキンラーメンを1袋入れてしまってもかまいません。
また、チキンラーメン Mini という商品を使えば、1人前に対して1袋(20g)を入れると残さずに作れます。
通常は辛味や苦味の少ない紫玉ねぎを使いますが、今回は手に入りやすい普通の玉ねぎを使っています。
塩をしてから水にさらしておくのが、味の一体感を生むポイントです。
作り方
- 玉ねぎ1/4をさらに縦半分に切り分けてから、繊維に沿って1-2mmのスライスにする。
- 普通の玉ねぎを使う場合には、塩ひとつまみふり(分量外)、30秒ほど指で軽くもんでから、水に10分さらす。
- トマトきゅうりは1cm角に切る。
- チキンラーメンは袋の上から押して細かく砕いておく。
- 玉ねぎの水を切り、すべての材料を合わせ、レモンを絞り全体を混ぜ合わせてできあがり。
材料を切って混ぜるだけなので難しいことはありませんが、チキンラーメンがふやけないうちに食べるのがポイントです。
野菜を切るところまでを準備しておいて、チキンラーメンは食べる直前に混ぜ合わせましょう。
チキンラーメンときゅうり、それぞれ異なるパリパリとした食感が楽しい食感のワイワイサデコ。そこにスパイシーさが加わることにより箸が進みます。
意外な組み合わせに思えるかも知れませんが、定番となる料理には理由があり、食感・味ともにバランスがとれたとても美味しいサラダです。
簡単に作れる料理ですので、トマトやきゅうりの美味しい夏の前菜にいかがでしょうか?