キャンプに行く理由は現実逃避!? 女性キャンパーがあえて不便な環境で過ごす意味

公開日:2021 / 08 / 09
最終更新日:2021 / 08 / 20

女子ソロキャンプ

たくさんの荷物を抱えて自然豊かなキャンプ場に行き、自分たちでテントの設営から料理まで一通りこなすのがキャンプの醍醐味。でも女性としては、たくさんの荷物を抱えてキャンプ場に足を運んだり、テントを設営したりするのは大変ですよね。

実際、筆者自身何度もソロキャンプの経験がありますが、荷物が多いうえに、力の必要な作業も多く、慣れるまでは大変な思いをしました。

しかし、キャンプにはそこまでの手間や時間がかかっても、何度もやりたくなる魅力があります。

今回は筆者を含めた女性キャンパーたちが、あえて不便な環境を楽しむ理由についてご紹介します。

キャンプで「現実逃避」ができるのはなぜ?

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キャンプは「現実逃避」を目的としているキャンパーが多いと思います。実際、キャンプは日常生活では体験できないことばかり。

世代を問わず、たくさんの大人たちがキャンプでの現実逃避にハマッています。

なぜ、キャンプでは現実逃避ができるのでしょうか。

自然の中にいると日々のストレスを忘れられる

キャンプは基本的に、森林や川沿い、海沿いなどで楽しむことが多いです。普段街中で暮らしている方にとって、自然の中での時間は、貴重なひと時でしょう。

また、自然の中にいるだけで、日々のストレスを忘れることができます。結果的に、キャンプが現実逃避になるというワケなのです。

風の音、木漏れ日の光、生き物の声などに囲まれた時間は、自分の心のモヤモヤをリセットしてくれるような感覚。仕事の緊張からも開放してくれることでしょう。

焚き火を見ていると落ち着く

キャンプの定番である「焚き火」は、見ているだけで心が落ち着きます。

もともと、炎のゆらぎにはリラックス効果があると言われています。焚き火の炎を見ているだけで穏やかな気持ちになるのは、このリラックス効果が関係しているといえるでしょう。

また、複数人で焚き火を囲むと、自然とコミュニケーションも活発になります。家族や友人との会話に花を咲かせることで、お互いの心の距離もぐっと近づくかもしれません。

普段の生活の中では話題にならないような「一歩踏み込んだ会話」ができるのも、キャンプの魅力だと思います。

環境を整えるための作業に集中できる

キャンプはご存じの通り、準備が多く手間も時間もかかります。一見、面倒な作業に見えますが、この手間・時間が現実逃避に繋がるのです。

快適に過ごせるように、丁寧にテントを設置したり、サイト内のスペースを充実させたりしている時間は、他のことを考えずに済むもの。日々のストレスを忘れられる束の間の一瞬です。

作業が多いキャンプだからこそ、実現できる現実逃避でしょう。

デジタルな世界が遠ざかる

キャンプは自然の中で過ごすアウトドアです。意識しなくてもスマホと距離を置きやすくなり、必然的にデジタルな世界が遠ざかります。また、キャンプ場によっては、そもそも電波が入らないのでスマホが使えないことも少なくありません。

友人や知人のSNSの投稿を見ながら、「あの友達キラキラしてる…」「みんな充実した時間を過ごしているんだな…」と、落ち込んだことはありませんか。心当たりがあれば、キャンプでスマホやデジタルな世界から距離を置いてみてはいかがでしょうか。

スマホに没頭しているだけで、知らずにストレスが溜まっていることも多いので、デジタルな世界から離れる機会として、キャンプを楽しんでみることもおすすめです。

キャンパーは何を求めてキャンプに行くの?

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さまざまな体験ができるキャンプ。

キャンプの経験がない方にとっては「そんなに熱心に足を運ぶほどのメリットがあるの?」といった疑問を感じるかもしれません。

ここからは、キャンパーが一体何を求めてキャンプに行くのか、詳しくご紹介します。

非日常的な環境

筆者がキャンプに求めていることと言えば、「非日常的な環境」です。

自宅やホテル・旅館などの室内ではなく、屋外で寝泊まりするという体験はキャンプでしか味わえません。また、自分が過ごすスペースを自らの手で作り上げるので、「オリジナルの空間」で休日を満喫できます。

最近は、女性に嬉しいキャンプグッズが豊富ですし、インテリア感覚でサイトを飾り付けする楽しみ方もあります。

普段は耳にすることのない自然の音に包まれながら、お気に入りの環境で過ごす時間は、まさに非日常です。

他キャンパーとの交流

キャンプに行きたくなる理由の一つとして挙げられるのが「他のキャンパーとの交流」です。

「どちらから来たのですか?」「よくキャンプするのですか?」など、何気ない一言から交流が深まることは珍しくありません。とくに、ソロキャンプ同士であれば、お互いに気兼ねなく話しやすいのが事実。初対面であるにも関わらず、キャンプ中に一緒に食事や焚き火を楽しんだ経験をしたことがある方も多いです。

実際、筆者もソロキャンプをしていた際に、たまたま同じ日に一人でキャンプをしていた女性キャンパーの方と仲良くなりました。

こうした一期一会的な体験も、キャンプの醍醐味でしょう。

自然の中でしか味わえない体験

自然の中でしか味わえない体験ができるのは、キャンプの大きな魅力です。

間近で火を扱えるのも、木陰で朝から晩まで過ごせるのもキャンプだからこそ。五感すべてが刺激されるような時間となるでしょう。

ちなみに、筆者は、テントの中で朝を迎えたときに、鳥の声で目を覚ます瞬間が好きです。いい天気の朝に、小鳥のさえずりが聞こえてくると気持ちよく目覚めることができます。また、アラームをかけていないのに早起きもでき、充実した1日が始まるような瞬間がお気に入りです。

「休日はついつい昼過ぎまで寝てしまう…」「家で過ごしているとついついダラけてしまう…」という方でも、キャンプなら充実した休日になるかもしれません。

外で作る、食べるご飯

キャンプでは、食事の準備は全て自分で行わなければなりません。炭火や焚き火の火を活用して調理したでき立ての料理は、特別感も相まって絶品です。

いい天気の日にピクニック気分で楽しんだり、夜の満点の星空を眺めながら舌鼓を打ったり…。外で作って食べるキャンプ飯の美味しさは、キャンプでないと堪能できません。

また、最近はオシャレなキャンプ飯を作って楽しむ女性も増えています。スキレットにいろいろな具材とにんにく、オリーブオイルを入れれば簡単にアヒージョができますし、チョコレートを入れた鍋を火にかけてチョコフォンデュにチャレンジしてみるのもいいでしょう。

キャンプに求めるものは意外と多い

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キャンプ経験がない方にとっては、「わざわざ不便なことするのはなぜ?」と疑問を感じるかもしれません。

とくに、女性は「荷物が多い」「作業が大変そう」などの理由から、敬遠してしまう方が多いです。しかし、いざキャンプをやってみると、得られるものが多いことに気が付きます。

もし日々のストレスに悩んでいるのなら、一度キャンプにチャレンジしてみるといいかもしれません。

最近は、手ぶらでキャンプができる施設も増えているので、初心者のハードルも低め。ぜひ、これを機にキャンプのよさを堪能してみてください。

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粕谷 麻衣

21歳でキャンプにハマり、ソロキャンプや子どもとの親子キャンプなど、いろいろな楽しみ方を開拓中のライター。

コストを抑えた節約キャンプが大好き!日本全国のキャンプ場を巡るのが夢。スポーツ観戦も好きな超アウトドア派。

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