LANTERN編集部が民間企業の方と共に長野県小谷村の「妙高戸隠連山(みょうこうとがくしれんざん)国立公園」内にある雨飾高原キャンプ場でワーケーション体験を行いました。
また、チームビルディングの一環としての参加者でボランティア活動を行ったり、異業種同士でお話しながら山を散策する事で非常に有意義な時間を過ごす事ができました。
ワーケーションで見えてくる地域の魅力
ワーケーションとは、ワーク(仕事)とバケーション(休暇)を組み合わせた造語で、働きながら休暇をとる「新しい日常」として注目されています。
雨飾高原キャンプ場では、通信や電源等の仕事する環境を整えたアウトドアオフィススペースを用意しており、利用者向けにワーケーションプランを提供しております。
ワーケーションする立場としては、「非日常」空間で仕事をする事でモチベーションの向上や良いアイディアの着想など、様々なメリットが期待できます。
また、地域の立場としても、継続的な人の流入が増える事で関係人口の創出にも繋がるメリットが期待でき、ワーケーションは双方良しの事業として非常に注目されています。
自然に囲まれた非日常空間で仕事をして、地域の食材を食しながら、地域の方と触れ合う。
とても素敵なひとときではないでしょうか。
仮に地域への移住を検討しているのであれば、ワーケーションは最高の「疑似体験」になります。
急激に働き方の多様化が進む昨今、新しい生き方に目を向ける方が増えています。
非日常体験がチームビルディングに繋がる
昔、修学旅行や部活の合宿などで急に友人と仲良くなったり距離が縮まった事はありませんか?
筆者の経験則上、いつもと違う環境で「体験」を共有する事でなぜか不思議な結束力が生まれるのです。
オフィスでは絶対話さないような話題があがったり、社員同士で意外な一面が垣間見えるかもしれません。
そういった場を意図的に設ける事は非常に大切な事だと思います。
雨飾高原キャンプ場の近くには上流ならではのとても綺麗な小川が流れています。
山に詳しいキャンプ場のスタッフが、朝早く起きれたメンバーを連れて散策に連れて行ってくれました。
言われるまで気付きませんでしたが、山ブドウがたくさん自生していました!
山にブドウって生えるんだ…勉強になります。
そんな中で共にワーケーションをしていた全く異なる業種の方同士がご挨拶。
こういった環境でたまたま繋がった関係も、もしかしたらお仕事の付き合いに発展するかも…?
ボランティア活動で生まれる地域とのコミュニケーション
長野県無形民俗文化財である7年に1度の神事、「式年薙ぎ鎌打ち神事」が2021年8月に行われました。これは諏訪大社の宮司が信越国境のスギの神木に薙鎌(なぎがま)を打ち込む事で、諏訪大社の神威の及ぶ範囲を確認し、信濃の国の無事を祈る、と伝わる伝統行事です。
ワーケーション参加者はその準備のお手伝いとして、草刈りおよび清掃などのボランティア活動を行いました。
ここは一部ですが清掃後、参拝者が通る道がこんなに綺麗になりました!
終了後、集落の方は感謝と共に最高の笑顔を見せてくれました。
恥ずかしながら久しぶりにボランティア活動を行いましたが、現地の方の笑顔を見て本当に幸せな気持ちになり、こちらが感謝したいくらいでした。
どうしても地域では高齢化に伴い、慢性的な人手不足が発生してしまいます。定住人口ではない人間が関わる事で問題を解消し、地域を知る事で気持ちの良いコミュニケーションを生まれました。
最後はワーケーションやボランティアに関わったメンバーで記念写真を撮りました。
地域との交流、企業間の交流と非常に有意義な時間となり、みんなとても良い笑顔をしています。
仕事とプライベートをシームレスに捉えていく時代がそこまで来ているように感じます。
まずはワーケーションに参加してみる事から始めてみては?
(撮影協力:一般社団法人グリーンクリエイティブいなべ https://www.inabe-gci.jp/)
【本ワーケーション事業 開催地】
長野県小谷村:https://www.vill.otari.nagano.jp/kanko/
妙高戸隠連山国立公園:http://www.env.go.jp/park/myokotogakushi/
雨飾高原キャンプ場:https://www.amakazari.com/
「雨飾高原キャンプ場」ワーケーションプラン情報
住所:〒399-9511 長野県北安曇郡小谷村中土18926-1
電話番号:0261-85-1045
利用料:レンタル品付き 1人税込500円 / 2h