人は年を重ねるごとに生きやすくなる
夏は食材とお酒でクーラーボックスがいっぱいになってしまうこともありますので、アウトドア用の折りたたみのバケツに氷水を張って缶ビールを冷やします。キュウリやトマトも沈んでいます。
昔はこういったバケツは赤や青や黄色ばかりでしたが最近のキャンプギアは自然に馴染むカーキやベージュがあります。グッときます。
ビールは定番の「いつもの味」も安心ですが「その土地の地ビール」も買ってみるようにしています。日本酒ほどではありませんが、ビールもずいぶんと「その土地ならではのもの」が増えました。
よく川でお酒を冷やす人もいますが、趣があって非常に良いと思います。ただ、水温には注意です。上流なら良いのですが、下流の川は実は体感よりも水が冷たくありません。ずっと川に漬けておいたのにいざ飲んでみると「あれ? あまり冷えてないな」というのは川ビールあるあるです。
あと、川でビールを冷やす際は水流が穏やかな安全な場所で冷やすということ、ビールが流されないように石などで工夫するということ、そして盗難されないように目の届く範囲で冷やすということを徹底してください。
近年のアウトドアブームでマナーを守れない人も増えましたが、悪いことをする人もずいぶん増えたと感じます。僕は、人は年を重ねるごとに生きやすくなると思っています。かわいいと感じる対象が増えるし、自分はもちろん、他人に対する許容範囲も広がるのです。何かあっても「いいよ。大丈夫だよ」と笑って許せるようになる。
そんなことを感じる僕でも、去年の夏、川で冷やしていたビールを僕がトイレに行った隙に盗んだ犯人だけはこの先ずっと許せそうにありません。きっとおいしいかったと思います。痛いほど冷たい川に何時間も冷やしておいたビール。
これは最新のソロキャンプの写真です。この日は風が強く、予報を見ると夕方から収まるようでしたので、テントもタープも夕方まで設営せずに飲んでいました。ソロキャンプなのでテントを設営しないままビールをどんどん空けても誰からも何も言われません。
家で一人で飲むときは、350mlを3本もあければまあまあいい気分になってしまいますが、キャンプ場ではそう簡単に酔いません。これはいつも不思議に思っています。
あと、「水を2リットル飲め」と言われるとなかなか難しく、1日かけて何とかクリアするのですが、「ビールを2リットル飲め」と言われれば1時間もあれば飲めてしまうこともいつも不思議に感じています。