今までになかった斜めがポイント!TOKYO CRAFTSの焚火台「KUBERU」を使ってみた

公開日:2021 / 10 / 08
最終更新日:2024 / 01 / 26

キャンプ料理、風景、など自身のソロキャンプを楽しむ動画のほか、キャンプ道具を徹底レビュー、メーカー取材、キャンパー取材など企画動画もおこなっているYouTuberの「タナ」さん。

チャンネル登録者数は22万人を超える人気YouTuberです。

彼が代表を務めるブランド「TOKYO CRAFTS(トウキョウクラフト)」は、一生使えるプロダクトをコンセプトに、素材、機能にこだわったオリジナルギアを展開しています。

その第1作目として作られたのが焚火台「KUBERU」。

クラウドファンディングでは、目標金額を大きく上回る3,408%の達成率で多くの方に支持されました。

そんな人気の焚き火台「KUBERU」を実際に使用してみました。

組み立て1秒、ゴトク調整◎、堅牢な作りは本当か


初めに、KUBERUは、本体、脚、ゴトクの3つのパーツから成り立ちます。

組み立て1秒


組み立て方法はいたって簡単で本体に脚を差し込むだけ。


脚部分にくぼみがあり、そこまで本体を差し込みハマれば完成。


誰でも簡単に組み立てられるシンプルな構造で組み立て1秒は事実でした。

ゴトク調整◎


本体に左右6か所ゴトクを配置するスリットがあり、そこにゴトクをセットします。


こんな感じ。間隔と位置を自在に調整することができます。


シェラカップをのせてみます。ゴトクの厚さも2.5mmあるので安定します。


UNIFLAMEの12インチダッチオーブンでも安定感は抜群。これだけ幅広く使えるゴトク、かなりいいです。

厚さ2mmのステンレス鋼板(SUS304)


パッと見の印象として、軽そうに見えますが、持ってみると見た目以上に重く重量は4kg。それでも持ち運ぶには何の問題もない重さです。


重さの理由は、焚き火台に使用されている素材ステンレス鋼板の厚さ。
厚さ2mmのステンレス鋼板を使うことで、焚き火の熱による変形を抑えてくれます。
※絶対に変形しないものではありません。

ステンレスは錆びにくく、構造もシンプルなのでお手入れが簡単にできるのもうれしいですね。

焚火台「KUBERU」で焚き火をしてみた


本体には薪の燃焼を促す風の通り道として穴が開いており、燃焼効率を上げる効果がありそうです。


一番低い位置となる場所に焚き付けを置いて着火剤を使って着火します。


風の通り穴があるので、あっという間に焚き付けが燃え上がります。


薪のサイズを徐々に大きくして火を育てます。

一般的な薪サイズ30-40cm程度の長さの薪ならば、問題なく置くことができます。

焚き火台の傾斜をのぼるようにして火がまわるので、特に何もせず大きな薪まで着火しました。


焚き火台中間にあるこの板が、焚き火台と薪の間に隙間を作り風の通りを良くします。
それにより、効率よく燃焼しているように感じました。


お湯を沸かしたり調理に使う時は、薪の量や位置を調整して火の位置を調整します。

焚き火台が斜めなのと、台の中間にある板のお陰で火の大きさや位置の微調整がしやすく、ゴトクもしっかりしているため、焚き火台としては非常に料理がしやすい焚き火台という印象を受けました。

あと片付けも簡単


使い終わったあとは、脚を外して燃え残った炭をサッと捨てるだけ。

水で洗い流して、乾燥させればOKと片付けはとても簡単です。

KUBERUはマルチな焚き火台

焚き火台と言えば左右対称の円形または角型のものがほとんど。

そう考えるとKUBERUのカタチは、本当に独創的です。

ただ、そのカタチは単に他との差別化のために奇をてらったのではなく、使いやすさ、安定感、堅牢なことを追い求めた結果出来上がったカタチなのだということを感じました。

自らもキャンプを愛し、たくさんのキャンパーとの交流を大事にしている「タナ」さんだからこそ作ることのできた焚火台ですね。

焚火台「KUBERU」製品詳細

材質:ステンレス鋼板(SUS304)
厚み(mm):火床(本体):2mm 板ゴトク:2.5mm
サイズ(cm):組み立て(ゴトク含む):サイズ(cm)31(縦)×46.5(横)×31.5(高さ)
収納:サイズ(cm)28.5(縦)×44(横)×10(高さ)
重量:4kg
内容物:本体、板ゴトク(2枚)
※焚火台「KUBERU」は国内の工場で生産

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