キャンプの朝食作りにおススメのギア
最後に(前編からちょいちょいご紹介していますが)朝食のためのおススメのギアを3つご紹介します。
ひとつめは「エバニュー(EVERNEW)」の「バックカントリーアルミポット」です。
あまりきれいな状態じゃなくて恐縮です。焚き火調理でも使っているのでこれがマックスきれいな状態です。ソロキャンプでのご飯はいつもこれで炊いています。アルミ製の鍋はいくつか持っています。
メスティンも持っていますが、一合炊くのにちょうどいいサイズ感、安心感ある厚み、炊いたお米のおいしさ。全てが満足です。プラスチックのパーツが無いので気にせず焚火にかけることもできるし、焦げ付きにくいのも非常に満足しています。
続いて、箸です。口にあたる部分も持ち手も木製で、小さくなって、ケース付きの箸をずっと探していたのですが「東出漆器」さんという漆器のメーカーさんが出していました。アウトドア用品ではありませんが、理想的です。
「VIVAHDE(ヴィヴァフデ)」の「山のうつわ」です。木製なので断熱性に優れていて、熱々の料理を入れてもしっかり器を持って食べることができます。キャンプ用品の器はアルミが多く、熱伝導率が高いので「器が熱くて持てない」はキャンプあるあるなのです。
この連載の「お酒の回」でも NODATE(ノダテ)の木製のタンブラーをおススメしましたが、天然素材の優しい手触りは金属製ばかりのアウトドア用品の中で際立つのです。それに、しっかりとした器に盛り付けるだけで「料理感」がグッと増します。
さらに、この器、最大の特徴が美しくスタッキングできるということです。木製の器の最大の弱点は「スタッキングに不向き」というキャンプ用品としては致命的なものですが、それを克服しているのです。
サイズも「ご飯、味噌汁、おかず」三つにちょうどいい容量。少し高かったですが大満足です。もう少し安ければ家用に数セット買い足したいくらい器として優秀です。
はじめに紹介したバックカントリーアルミポッドにもシンデレラフィットです。キャンプ好きな人って「シンデレラフィット」大好きですよね。
僕は基本的に車でキャンプに行くので、多少荷物がかさばっても問題ありません。それなのにシンデレラフィットを繰り返し、少ない容量でよりたくさんの荷物を持ち運べることに喜びを感じます。
「自分のための朝ごはん」だから、これでいい
2回に渡りキャンプでの朝食について書かせていただきました。どれも簡単で敷居は非常に低いものばかりです。
書いている本人も「こんなんでいいのかな…ホットサンドのレシピとかクラムチャウダーとかミネストローネとかのこと書いた方がいいんじゃないかな……写真も映えるし…」と思いながら書いていました。しかし、これでいいと思います。
朝起きて、腹を空かして、食べたいものを、食べたいだけ、食べたいように、自由にひとりでお腹いっぱい食べる。自分の、自分による、自分のための朝ご飯。
これからも奇をてらったものではなく、どっしりと土に足を付けたような朝ご飯を食べに、キャンプに行きたいと思います。
↓ 前編はこちら! ↓
何をしにソロキャンプに行くのかと問われれば…「朝ご飯を食べに行く」と答えます(前編)【ソロキャンプ連載 #2】