都会で日常生活を送っていると、澄み切った秋の気持ちいい風や、赤や黄色に染まる木々の紅葉に気が付けなくなってしまうことがありませんか? そんな時、私は子供たちを連れてアウトドアに出かけます。
日常から離れて自然の中で過ごしていると、少しずつ空が高くなり、空気が凛としてきたこと。山が色付いて、パッチワークされたかのようにカラフルに彩り、よく自然の美しさを放っていること。色々な変化に気が付くことができます。
そんな秋のアウトドアを楽しむときに一緒に持って行ってほしいのが、カバンに入るサイズの小さな図鑑。
秋の自然を子供とより楽しむ為に、ハンドブックを片手に、小さなどんぐりや色付いた落ち葉を探してみましょう。
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どんぐりを探してみよう
片手で持てる、小さなハンドブック。これをもっていろいろな種類のどんぐりを探してみます。
ハンドブックをみて葉や幹を確認しながらさがすと、さっそく「コナラ」の木がみつかりました。
足元を見ながらどんぐりが落ちていないか探してみるのもいいですね。
一括りにどんぐりといっても、様々な種類があります。
子供に人気だったのが「クヌギ」のどんぐり。丸く大きくて、大きなビー玉のようにコロンとしたフォルムに、ケバケバとした帽子がとっても可愛いどんぐり。
「これはクヌギ! 写真と一緒のまんまるどんぐりだね」
割れたどんぐりの皮をむいてみて、中身はどんな色なのか調べました。いろいろな楽しみ方ができますね。
ハンドブックと照らしあわせて、「どんな木? 葉っぱはどんな形?」と子供と一緒にどんぐりのことを調べます。
少し探しただけでも、たくさんどんぐりの木があり、いろいろな種類のどんぐりが見つかりました。
せっかくなので拾ったどんぐりはお家に持ち帰り、子供たちと工作で秋の芸術を楽しんでみましょう。楽しいキャンプのお土産になります。
工作は後ほど、ご紹介します!
紅葉を探してみよう
今度は紅葉ハンドブックをもって、みんなで紅葉を楽しみます。小さなハンドブックですが、内容は盛りだくさんです。
少しずつ色付いている「オオモミジ」を見つけました。
「緑→黄緑→黄色→オレンジ→赤」と、変化していてとても綺麗です。
「なんでもみじの葉っぱは赤くなるの?」の答えも、ハンドブックに載っているので子供と一緒に読んでみましょう。ちょっと難しいので、大人がわかりやすくかみ砕いて教えてあげてください。
もみじの落ち葉もたくさん。
「これは『オオモミジ』かな?『ヤマモミジ』かな?」と図鑑と比べっこ。
一般的に、「もみじ」というのは「イロハモミジ」「オオモミジ」「ヤマモミジ」のことを指すそうです。
自然の楽しみかたは自由でいろいろ。子供たちは、落ち葉のなかで足踏みをして「サクサク鳴る! 秋の音だね!」と一言。
子供の感覚はとても新鮮な気持ちになります。大人になってから、そんな事は考えたこともなかったので一緒に足踏み。葉っぱをみんなでサクサクならして、秋の音を楽しみました。
ハンドブックにはもみじだけでなく、黄色・オレンジ・赤などにまとめて様々な種類の紅葉樹が紹介されています。
都会や住宅街で見掛ける街路樹も紹介されているので、普段のお散歩や公園でのピクニックの時も子供たちと楽しんでいます。
秋の自然のおみやげで工作
どんぐりや落ち葉を拾ってきたら、せっかくなので工作をしてみましょう。子供たちと芸術の秋を楽しみます。
どんぐりの下準備
実はどんぐりの中には虫が潜んでいることも…。
10分ほどお鍋で煮て、よく乾かすことで「あとから虫がでてきた!」なんてびっくりすることもなく安心です。
もし食べ物を作るお鍋でどんぐりを煮るのが気になるという方は、BBQやキャンプでもおなじみのアルミ鍋を使用すると手軽です。100円ショップやスーパーなどで手に入りますよ。
これで下準備はOKです!
どんぐりでお人形つくり
下準備をしたどんぐりに、色を付けたり、切ったどんぐりの皮を少し切って、ボンドを使って貼っただけ。かわいいどんぐりのお人形ができあがります。
絵具はアクリルがオススメ。乾けば耐水になるので、どんぐりに塗ってもはがれにくく安心です。
秋の実でクリスマス飾り
どんぐりに100円ショップで買ったあるもので色付けしました。それは何と「キラキラのマニキュア!」。森で拾ってきたどんぐりや松ぼっくりがキラキラ光って子供達も大喜びです!
紐の取り付け用に、これまた100円ショップで調達した、ヒートンと一般的に呼ばれている「ヘッドがループ状になっているネジの付いたパーツ」をつけて、紐を通しました。ちなみにハンドメイドコーナーで手に入れましたよ。
どんぐりネックレス
どんぐりに飾り付けに使ったのと同じ金具をつけて、紐を通せばどんぐりネックレスの完成です。
金具が入りにくい場合は、キリで少し穴を開けると入れやすくなります。どんぐりは丸くて滑りやすいので、大人が手伝ってあげてくださいね。
ハンドブックで自然の楽しさがもっと広がる
子供と一緒にハンドブックを持ってキャンプに行ったら、自然について少し深く知ることができ、子供の目線になることで、いつもと違った景色が広がり、新しい発見ができました。
どんぐり1個、落ち葉1枚はとっても小さいですが、そこに季節の美しさが詰まっているように感じられました。
皆さんもハンドブックを片手に、家族で素敵な秋の1日を過ごしてみてはいかがでしょうか。