LANTERNをご覧のみなさま、こんにちは。ウイケンタです。連載4回目です。1回目の連載は「お酒」、2回目は「洋食朝ご飯」、3回目は「和食の朝ご飯」をお届けしました。
何をしにソロキャンプに行くのと問われれば「読書をしに行く」と答えます。まだ連載4回目。お肉を焼いたり、焚き火をしたり「キャンプのコラムの定番になりそうなこと」は色々とあるのですが、僕にとってそれらの定番と同じくらい定番になっているのが「読書」なのです。
僕のソロキャンプは「あれもこれもがんばらない。こだわることを絞って、いかに時間に余裕を持つか」という引き算を重要視しています。
時間に余裕を持ってさえいれば、急な予定変更にも対応できるというメリットがあります。例えば管理人さんから「車で数分のところに炭酸泉の温泉がある」と聞けばフラリとそこに行けるし、徒歩圏内に泳げる湖や海があれば泳ぐこともできます(僕はスキンダイビングという、いわゆる素潜りも趣味としていまして、遊泳可能な深い水辺があれば一人で気軽に潜ります)。
しかし、そんなに毎回何かしら「やること」が入るわけではありません。グループキャンプであれば一緒に来ている友人と話をするのですが、一人では話し相手もいないので時間を持て余すことのほうが多いです。
持て余した時間こそソロキャンプの…
時間を持て余しても全く問題ありません。持て余した時間こそソロキャンプの醍醐味です。
昼からお酒を飲んでもいいし、寝不足なら昼寝をすればいいし、ダウンロードしてきた映画やドラマを見てもいいし、ゲームをしてもいいと思います。何をしようが自由なのです。僕にとってその空き時間の過ごし方が「読書」なのです。
ここで「昼寝も映画も読書も家でやったほうが快適ですよ」と言われれば「それを言っちゃあ何もかもお終いよ」と返します。
僕の趣味は「アウトドアと読書」の二本柱です。アウトドアとインドア。対極にあるような趣味ですが、これが相性が大変良いのです。
自宅の本棚とクローゼットの段ボールには常時700~800冊くらいの本がストックされています。仕事の関係で読まなければいけない本、好きな作家の本、勉強のために読む本。「積ん読」と呼ばれる「これから読む本」が常時数冊あり、そこからキャンプに数冊持って行っていきます。
誰にも邪魔されず、他に何もすることがない環境というのは大変読書が捗るのです。
今回はこれまで読んだ本の中から「アウトドアと相性抜群の本」を紹介します。
次のページからは、「アウトドアと相性抜群の本」や「快適に本を読む環境」のお話。