行き着いた“自分にとって”の「ちょうどいい手間」
鶏肉が続いたので、豚肉です。と言っても、これも一緒ですね。肉を漬け込み、焼くだけです。
トンテキとは三重の名物です。ぶ厚めの豚肉をニンニクが効いた甘辛いタレで絡めながら焼くのですが、味が濃い目なのでご飯のおかずはもちろん、お酒のおつまみとしても非常に優秀です。
肉が二枚写っていますが、キャンプ場の最寄りのスーパーの最小単位が2枚入りだったのです。キャンプ場にもよりますが、田舎のスーパーで売っているお肉の量は基本的にファミリー向けの量ばかりで、ソロキャンプには不向きなときがあります。
きっと豚肉にはキャベツが合うだろうと思い、そのまま使えるキャベツの千切りとお惣菜のポテトサラダも添えます。もうお気づきかもしれませんが、さっきから完成品が同じ絵づらですね。
丸い皿に、茶色く焼けた肉と野菜。しかも調理過程も「漬け込んで焼く」というものばかり。もっと他に無かったかなと思い、画像フォルダを探しましたが僕の最近のソロキャンプの肉はどれも絵づらも調理過程も一緒でした。
調味料をあれこれ持っていくのではなく、既製品に頼る。でもしっかり盛り付ける。野菜も添える。きっとこれが自分にとって「ちょうどいい手間」なのかもしれません。
これはお肉ではありません。カツオです。カツオのお刺身をパックで買ってきても一応盛り付けだけはしています。
やはりお皿に盛り付けるだけで一気に完成度も満足度も上がりますね。これくらい手を加えることが自分にとっての「ちょうどいい手間」のようです。
最後に肉の番外編としてご紹介するのは焼売です。
僕は今、横浜に住んでいるのですが、崎陽軒のシウマイ弁当が大好きで、時々家で食べる用に買って帰ります。ある日いつもの崎陽軒に行くと、焼いて食べる「焼焼売」という商品が売られているのを見つけたのです。
キャンプにハマると、行った先々で「これ、キャンプにちょうどいいな…」という商品を見つけては買ってしまうようになります。「焼売を焼いたら餃子だよね。使ってる食材ほぼ一緒だもんね」と思いながら、からし醤油で食べました。おいしかったです。
以上が最近のソロキャンプで食べた肉です。
もっと凝った料理を作っていた時もありますし、カップラーメンとおにぎりで済ませていた時もあります。ダッチオーブンやメスティンなど新しい調理グッズを買うたびにそれに合わせて料理をしたりもしました。そういった紆余曲折を経て、自分にとって「ちょうどいい手間」に行き着きました。
みなさんも色々と調理道具や食材を試して、自分にとっての「ちょうどいい手間」を見つけるとソロキャンプは楽しくなるはずです。
そして今回のコラムを書くにあたり、画像フォルダを見返していると、最近ステーキを焼いていないことに気付きました。次回は厚めの牛肉を買ってキャンプに行こうと思います。