3WAYの使い方ができる「スポーク」って知ってる?これひとつでキャンプ飯を楽しもう!

公開日:2022 / 02 / 27
最終更新日:2022 / 06 / 01

キャンプはキャンプでも、本格アウトドアで楽しむキャンプは一味違います。登山や川下りでしか行くことができない、深い自然の中でキャンプをするとなると、全て自分で荷物を運ばなければいけません。
さらに、キャンプ用品よりも、安全にアウトドアを楽しむための装備を優先して持参する必要があります。

そんなときにおすすめなのが、「スポーク」です。

スプーン、フォーク、ナイフが合体した、まさにアウトドア向けの便利アイテム。これがひとつあるだけで、どんな料理やデザートもカバーできます。

本格アウトドアで、いつもと違ったキャンプ飯を楽しみたい方には、持ってこいのアイテムなのです。

Light My Fire「Spork original BIO」


筆者が愛用しているのは、環境に配慮した製品製造を目指すスウェーデンの老舗アウトドアブランド、Light My Fire(ライトマイファイヤー)の「Spork original BIO」です。環境に優しいバイオベースプラスチック素材を使用しており、重さはなんと11gと超軽量。グラニュー糖の大さじ一杯分程の重さしかありません。

長さは約17cm、幅は約3.8cm、厚さは約1cmで、ちょうどスマートフォンと同じぐらいのサイズ感です。そのため、ザックのスマートフォン用のポケットなど、ごく小さい収納スペースに入れることができます。

使用した後も、ナイフやフォーク、スプーンを別々に洗う必要がない上に、こびり付いたお米や油汚れも簡単に落ちるので、後片付けが非常に楽になります。そして、なんと食器洗浄機も使用OK。

デザインだけでなく、機能性や便利さにも優れているので、今や筆者のアウトドア必需品となっています。

先割れスプーンとの違い


「スポーク」とよく似たものの中で、先割れスプーンというものがあります。スプーンの先端に小さい溝があり、スプーンとフォークどちらでも使えるようになっています。飲食店のテイクアウト用のスプーンとしてもよく使われているので、こちらの方をご存知の方も多いかと思います。

ですが、先割れスプーンにはナイフがついていません。

本格アウトドアでは、料理以外にもナイフを使うタイミングが多々あります。アウトドアを本気で楽しみながら、キャンプも楽しみたいという方は、究極の軽量化を目指すためにも、ナイフとしても使えるスポークがおすすめです。

【スプーン】カレーやデザートも問題なし!


スプーンとして使うときは、スポークの片側がスプーンになっているので、そちらを使います。

窪み部分が浅めに作られているのも特徴のひとつ。

カレーやシチューなど、スプーンの窪みが深すぎると、底に米粒が残ってしまうような料理でも、スルッと口の中に滑り込んでくれます。

ザックに収納する際にも、スプーン部分が薄いので、ポケットにスッと収納できるのがいいですね。

プリンやゼリーなどのデザートも、面積の広い窪みがしっかりすくい上げてくれるので、ストレスなく食べることができます。

スープをすくうには少し窪みが浅い気もしますが、そんなときは、器に口をつけて豪快に飲んでしまいましょう。

【フォーク】アウトドアの味方、麺類もバッチリ


スプーンの反対側がフォークになっているので、こちらを使います。

本格アウトドアといえば、ラーメンですよね。

長い登山道を登り続けて、やっと山頂に到着した後の、少し肌寒い中で食べるラーメンは最高です。

フォークの溝は2.7cm程あるので、具材を刺したり、ラーメンはもちろんパスタをしっかり絡めとることもできるので、さまざまな料理に使用することができます。

【ナイフ】サラミをカットしてワインのお供に


一見、ナイフ機能は付いていないように見えますが、フォークの端がナイフになっています。こちらのスポークは、刃の先端が丸みを帯びているため、誤って手に当たってしまったときも、怪我をする心配がありません。切るときは、刃を押し当てながら自分の方に引いてくると、上手に切ることができます。

登山や川下りで体を動かした後は、乾杯の一杯がとにかく旨い。サラミやチーズをカットして、大自然の中で至福の時間を楽しむのも、アウトドアキャンプの醍醐味のひとつです。

また、筆者が使用しているスポークは、バイオプラスチック製で軽さを重視したものです。ステーキや煮込みなど、お肉のカットにも使いたいという方は、チタニウム製のスポークをおすすめします。プラスチック製でもカットはできますが、チタニウムほどプラスチックは硬くはないので、切るのにコツがいります。

なお、チタニウム製のスポークは、肉厚の食材を切ることができる一方、怪我もしやすいので、気をつけて使用するようにしましょう。

自分のアウトドアスタイルに合わせて、素材を選んでみてくださいね。

↓ こちらもオススメ ↓


カッターナイフのパイオニアがアウトドアへ進出!世界のオルファが展開する「OLFA WORKS」に注目

本格アウトドアで一味違ったキャンプ飯を!

キャンプ場でゆったりと楽しむキャンプ飯も良いですが、山や川、湖、峡谷など、手付かずの大自然の中で、野生味溢れるキャンプを楽しむのも素敵です。

できるだけ荷物を減らして、心ゆくままに冒険しながら、気に入った場所でご飯を作る。そんな体験を可能にしてくれるのが、超軽量の本格アウトドア用品たち。

まずは、その第一歩として、スポークを試してみてください!

Light My Fire(ライトマイファイヤー)スポーク original BIO

重量:11g
規格:170mm×38mm×10mm
※掲載製品と異なる場合があります。

おすすめ記事

さあか

自然をこよなく愛するネイチャーガイド。ニュージーランド、京都、長野でのアウトドアガイド経験を経て、現在もガイドとして日々ゲストと共に大自然を満喫中。
山で美味しいコーヒーをドリップするのが趣味!
年齢や体力に関係なく多くの方にアウトドアの楽しさを知ってもらうため、アウトドアライターとしても活動しています。
Instagram:@saaka__japanguide(https://www.instagram.com/saaka__japantrails/)

さあかの記事一覧