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キャンプは楽しいレジャーの一つです。しかし実際には楽しいだけでなく、大小さまざまなトラブルが起こることもあります。
まれに防ぎようのないトラブルが起こることもありますが、多くの場合は準備不足だったり、リサーチ不足だったりする場合がほとんどです。
事例を知っておくことで、避けられるトラブルもあります。そこで今回は、体験談を交えたキャンプでのトラブルをシチュエーション別に紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
【LEDランタン】電池が切れる
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キャンプへ出かける回数が多い人こそ、注意したいトラブルが、電池切れです。
筆者はキャンプ場で暗くなってきた頃に、いざランタンを使おうとスイッチをいれた際、明かりがつかなかったことがありました。コンビニやスーパーが近くにあれば電池を買いに行けるのですが、山奥や周りにお店がないキャンプ場だと困ってしまいます。キャンプ場によっては電池が売っていることもありますが、割高です。
電池切れで困らないためには、キャンプへ出かける前にランタンの電源が付くかどうかをチェックしておくことが大切です。少し手間がかかる作業ではありますが、これが一番確実な方法です。
【焚き火】火の粉が飛んで靴に穴
筆者は焚き火の際に、細かい火の粉が飛んで靴に穴が開いたこともありました。スニーカーを履いて、焚き火台の近くで座っていたら、細かい穴がポツポツと開いてしまいました。
対策としては焚き火台から離れて火に当たるか、風の強い日は焚き火をしないようにするなどがあげられます。しかし火の粉は防ぎきれません。
東京消防庁によると、焚き火の火の粉の飛距離は50〜200メートル程度ですが、2キロメートル以上飛ぶ場合もあるのだとか。
焚き火をする場合、スニーカーなどの靴は、穴が開くものだと考えておいたほうがいいでしょう。あまり高級な靴はキャンプには向きません。穴が開いてもいいような靴を、焚き火用にするのがおすすめです。
また、最近は難燃素材を用いたり、難燃加工されている靴も発売されていますので、そういったものをチョイスするのもいいでしょう。
【防犯】女性のソロキャンプ
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ドラマや漫画などの影響で、女性の間でもソロキャンプの人気が高まっています。一方で、女性を狙った犯罪に不安を感じる人も多いのではないでしょうか。女性一人でキャンプをする場合は、防犯対策をしっかりとしておきましょう。
具体的には次のような対策が挙げられます。
・無料のキャンプ場は避け、管理人が常駐している有料キャンプ場を選ぶ
・防犯ブザーを携帯する
・テントの入り口に鍵をかける
・ファミリーキャンパーさんに声をかけて、顔見知りになっておく
・キャンプの様子をリアルタイムでSNSに公開しない
危険な目にあわないためにも、しっかり準備をしておきましょう。それでも不安がある方は、ソロキャンプをする仲間を集めて、それぞれのソロキャンプを楽しむ方法はいかがでしょうか?
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【シュラフ】寒さで眠れないことも
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10月の初旬に、甲信地方のとあるキャンプ場に泊まってきました。10月とはいえ、山奥なので夜は気温が一気に下がります。冬用の服の上にダウンジャケットを着てシュラフで眠りましたが、冷え込みが強くなかなか眠れませんでした。
身体が冷えやすい方は、季節に合わせた寒さ対策をしておくといいでしょう。シュラフには、メーカーから使用温度の目安を表示している製品も多いので、その時期の気温などを良く調べて適切なものを選びましょう。
電源が取れるサイトなら、電気毛布がオススメです。温度調節が簡単で、暑くなりすぎないので、小さなお子さんがいても使えます。
電源がない場合は湯たんぽがおすすめです。トタン素材の湯たんぽなら、直接火にかけられて温かさが長持ちします。湯たんぽは長時間同じ部位に当てていると、低温やけどを起こす恐れがあります。使用時には身体から少し離してから、使うようにしましょう。
【タープ】松ヤニがつく
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自然豊かなキャンプ場だと、松ヤニがタープやテントにつくことがあります。松ヤニとは松の木から出てくる樹脂のことです。野球のロジンバッグなど、手の滑り止めに使われています。
松ヤニがタープやテントにつくと、なかなか取れません。タオルやウェットティッシュで取ろうとしても、松ヤニは生地に広がり、さらに汚れが広がってしまいます。
付着した部分をアルコールで拭き取る人もいるようですが、生地によっては素材を傷める可能性もあります。うまく松ヤニが取れないとお悩みの方は、キャンプ用品のクリーニングを取り扱うお店で、松ヤニの除去を頼んでみるといいでしょう。
【番外編】クマが出没
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画像のようなシロクマに出会うことはまずありませんが、本州であればツキノワグマ、北海道内であればヒグマに遭遇する可能性があります。
特殊な例かもしれませんが、筆者が宿泊したキャンプ場で、クマが出没しました。知らせを受けたときは日も暮れていたので、キャンプ場を出ることもできず……。クマがサイトに近づけないように、キャンプ場のスタッフが威嚇するための爆竹を鳴らしてくれていました。
そのとき、キャンプ場のスタッフに教えてもらった、クマに遭遇しないための対策方法を紹介します。
・単独で行動しない
・移動するときは鈴を鳴らし、人間がいることを知らせる
・生ゴミからにおいを出さないよう、車の中に入れておく
幸いクマには遭遇せず、ホッとしましたが、ゴミ捨て場のすぐ近くまできていました。どうやらゴミのにおいにつられてやってきたようです。
クマはもともと臆病な生き物です。山から降りてくる目的は人間ではなく、食べ物だと言われています。音を出して人間がいると知らせることが大切です。そして食べ物のにおいにつられてやってくるので、ゴミはにおいが出ない場所に保管しておきましょう。
事例を知りキャンプトラブルを回避しよう
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キャンプのトラブル事例について紹介しました。
トラブルに備えることで自分や家族、周りの人を守ることにつながります。自分は大丈夫と過信せずに、キャンプの準備や心構えは万全にしておきましょう!