春は気候が穏やかなので、キャンプデビューにうってつけの季節です。
ただ、気候的な問題や、装備についてなど気をつけておきたいポイントもあります。
今回の記事では、今の時期に楽しめる春キャンプの魅力と、快適に過ごすための注意しておきたいポイントについてご紹介します。
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春キャンプの魅力
春キャンプには魅力がいくつもあります。まずは春キャンプの魅力を3点、お伝えします。
穏やかで過ごしやすい季節
春は言わずもがな、過ごしやすい季節です。また、ウグイスのさえずりや、つくしなどの春の植物を満喫でき、自然も感じやすい季節。
日中はポカポカと暖かく、湿度も少なく快適です。朝方や夜は冷え込むこともありますが、デイキャンプであれば寒さ対策をとらなくても良いので、装備が少なくなるという利点もあります。
旬の食材を楽しむことができる
春先は、旬の食材がたくさんあります。
フキノトウやタラなどの山菜の他、アスパラガスなどの野菜も旬を迎えます。春の穏やかな気候の下、旬の食材が食べられるのも春キャンプの魅力です。
新緑や桜を見ながらキャンプができる
春は新緑が美しい季節なので、自然を満喫しながらキャンプができます。
時期と場所次第では、満開の桜の下で花見をしながらキャンプすることも可能です。
また、冬ほどではないですが、春は夏よりも虫が少ない季節です。虫が苦手な方でも、虫に悩まされることは少なく済むのも、春キャンプの魅力です。
春キャンプの注意ポイント
そんな魅力がたくさんある春キャンプですが、いくつか注意しておきたいポイントもあります。
気温の寒暖差が激しい
日中は暖かい日が多い春ですが、朝や夜は急激に冷え込むこともあります。
キャンプ場が標高の高い場所にある場合、寒暖差は顕著に発生します。比較的標高の低いキャンプ場を選ぶか、焚き火などの暖を取る手段を用意しておくことは必須といえます。
簡単にできる対策としては、日あたりの良い場所にテントを設営すること。テントを日中、日に当てておけば、夕方に冷え込んできても暖気が中にこもり、冷え対策になります。
風が強い日も
春は「春風」が吹く季節で、時折強風に見舞われることがあります。
山間や海沿いのキャンプ場では特に注意が必要です。
山間や海沿いのキャンプ場を避けるほか、標高が低く、木々に囲まれているようなキャンプ場を選ぶことで対策をすることができます。
風に強いヘキサタープの利用や、30cm以上と少し長めのペグを使用するなどすると、さらに良いでしょう。
花粉が飛散している
花粉症の人にとって死活問題といえるのが、花粉の問題です。
春は杉花粉のピークの季節であり、花粉症の人は屋外に出るのもためらわれる季節だと思います。とはいえ、キャンプをしたい欲に負けてキャンプ場へ足を運びたい人もいるでしょう。
花粉症でもどうしてもキャンプをしたい場合は、花粉が飛散しにくい時間帯を避けて夕方にチェックインをする、シャワーが完備していてすぐに顔を洗い流せるキャンプ場を選ぶ、などをすると良いでしょう。
春キャンプでは装備を万全に
楽しいキャンプですが、快適に過ごせないとテンションも下がってしまいます。快適に過ごすために、春キャンプでは以下のような装備を準備してキャンプを行いましょう。
服装
上着は一枚多めに持参しておきましょう。
春は朝方は寒く、日中は暖かくなることが多いです。そのため、暑いときは脱いで、寒いときにはすぐ着こめる服装がベストです。
さらに靴は防水のものか、長靴を用意しておくと良いでしょう。急な雨にも対応できますし、寒暖差が激しい朝方に夜露でサイトが濡れている際の対策にもなるためです。
シュラフ
シュラフは冬用の物を用意しましょう。
春とはいえ、夜や早朝は冬の延長と考えた方が無難です。寒さを感じるとどうしても安眠できません。気候条件とシュラフの快適温度を照らし合わせて、少し余裕のあるスペックのシュラフを選定しましょう。
食事
朝や夜は特に冷え込むので、温かいスープや飲み物を準備しておきましょう。
ゼロから自分で作っても良いですが、すぐに飲むことのできるインスタントスープなども便利です。夜は鍋などにすると身体の芯から温まるのでおすすめです。
その他、暖房器具もあると快適に過ごせます。
寒いとキャンプどころではなくなってしまうので、いざという時にカセットガス式の暖房や焚き火で暖を取れるようにしておきましょう。
また、焚き火で使用する薪は夜になくならないよう、多めに持参しましょう。
その他、虫は少ないですが少しずつ活動し始める時期でもあるので、防虫対策も忘れずに準備しましょう。
準備をしっかりとして春キャンプを楽しもう!
春はとても過ごしやすい季節で、キャンプにもうってつけです。
ただ、気をつけておきたいポイントもいくつかあります。特に寒さは快適なキャンプの大敵となるので、注意深く対策を行うようにしましょう。
今回ご紹介したような準備や、対策をしっかりと行い春キャンプを楽しみましょう。