レイアウトのコツ教えます!キャンプサイトでの基本的な考え方とは?

公開日:2022 / 03 / 30
最終更新日:2024 / 06 / 12

テントやタープを立てる前に考えておきたいのが、レイアウトです。せっかくテントやタープを上手く立てたとしても、レイアウトを考えずにいると

「日差しが当たって暑い」
「傾斜が気になって眠れない」

などと、トラブルを招くこともあります。

今回は、レイアウトの基本的な考え方や、気をつけたいポイントについて解説していきます。

キャンプのレイアウトの基本的な考え方

キャンプでのレイアウトを考えるにあたって、守っておきたいポイントがあります。

サイトの大きさにレイアウトを合わせる


まずは、サイトの大きさを確認しておきましょう。

フリーサイトであれば、特に指定のない場合もありますが、オートサイトでは決められていることがあります。

サイトの大きさがテント、タープに対して十分な広さでないと、テントが大半を占めてしまったり、ガイロープがはみ出てしまったりしてしまいます。このように、まずはサイトの大きさにレイアウトを合わせる、ということを覚えておくといいでしょう。

イスとテーブルの高さを揃える


意外と見落としやすいのが、イスとテーブルの高さを合わせるということです。

イスとテーブルの高さがちぐはぐでは、快適度が悪くなってしまいます。

イスの高さは大きく分けて「ハイスタイル」と「ロースタイル」の2種類があります。

ハイスタイルは座面が高く、立ったり座ったりが楽なスタイルです。食事や、調理がしやすいという利点もあります。

一方、ロースタイルは足をのばしてのんびりとできるスタイルになります。子どもとの目線が合うので、ファミリー層はロースタイルがおすすめです。

ハイスタイルかロースタイル、どちらのスタイルにするか事前に決めて、ギアのスタイルも統一させましょう。

タープを中心としてレイアウトを考える


先にタープの位置を定めておくことで、おのずとテントやテーブルなどの位置が定まります。

タープの位置を決める際、タープの向きには注意しましょう。風向きをあらかじめ調べておき、風に煽られないような向きにするのがポイント。風向きと、タープポールが平行になるように立てるのが基本です。

タープは一度立てると、ポールやペグに荷重が掛かるので、自由に動かすことが難しくなってしまいます。まずは基本として、タープを中心としたレイアウトを考えるようにするといいでしょう。

焚き火台はテントとタープから離して設置する


テントやタープが、ポリエステル、ナイロン素材のものだと、焚き火から出る火の粉で簡単に穴が空いてしまいます。そのため、タープの下やテント付近での焚き火は避けましょう。

キャンプ当日の気候にもよりますが、一般的には3mから5m程度、離したほうが安全です。もちろん、風向きにも注意が必要です。

風上に焚き火台があると、火の粉がテントやタープに降りかかるので、できるだけ風下へ焚き火台を設置しましょう。

この際、周辺サイトの方にも気を配ることも忘れずに、あまり風が強いようであれば焚き火は控えた方が無難です。

テント設営に向かない場所

レイアウトに注意したとしても、そもそもテント設営に向かない場所があります。

水はけが悪い場所


水はけが悪い場所は、テントが濡れてしまうのはもちろん、ペグが抜けてしまうこともあるので、極力避けたい場所です。

テントを設営する前に、濡れた形跡がないかや、粘土質な地面でないかをチェックしておきましょう。

傾斜のある場所


傾斜のある場所は、立っている状態だと気づきにくいこともあります。

しかし、寝るときなどに横になると、「傾斜が気になって眠れない」というトラブルにつながることもあります。
地面の様子をよく確認して、傾斜の有無を把握しましょう。

木の周辺


木の周辺は、夏の暑い日差しを遮ってくれることもあり、いい面もあります。

しかし、虫が木から落ちてきたり、木の根で地面がぼこぼこしていたりと、悪い面もあります。

根が大きくなりがちな大木や、葉が生い茂っているような木の周辺でのテント設営は、避けた方が無難です。

キャンプレイアウトで汎用性の高いギア


キャンプのレイアウトでは、様々なアレンジができるギアも役に立ちます。

キャンプレイアウトで汎用性の高いギアとしては、レクタタープがおすすめです。

レクタタープはポール2本でも立てられますが、4本使うとより開放感のある形となります。

また、風向きに合わせて、片方を開放するような設営も可能なので、天候や地形によって様々な形にできる点も魅力的です。

タープの他に、陣幕も様々なアレンジができるので、何かと役に立ちます。

陣幕は周辺からの視界を遮ることができ、プライベートな空間を生み出せます。

焚き火を囲むようにすれば、熱がこもり、より暖かさを感じることができる効果もあります。

さらに、陣幕を使うとキャンプの雰囲気も高まります。実用性が高く、雰囲気づくりにも利用できるギアなのでオススメです。

レイアウトのコツを把握して快適なキャンプを


今回は、キャンプのレイアウトについて解説しました。

レイアウトによって、キャンプの快適度は大きく変わってきます。今回の記事を参考にして、天候や場所に合わせた機能的なレイアウトを目指しましょう。

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オノデラ

キャンプ好きのWEBライター。
月に1回はキャンプに行きたいキャンパーです。
経験則を踏まえた、ユーザー目線の記事作りをモットーとしています。
真夏でも焚火を欠かさないほど焚き火好き。

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