アウトドアは、自然を満喫して楽しむもの。確かにそのように言うことはできますが、遊び道具を用いることで、少し違った楽しさを感じることもできると筆者は考えています。
そこで今回は、アウトドアを盛り上げるおすすめの遊び道具について紹介します。外で遊べるもの、テント内でも遊べるもの、それぞれをご紹介。さらに、アウトドア初心者の方が知っておくべき、アウトドアで遊ぶ際の注意点についても解説します。
いつもと違ったアウトドアの楽しさを味わいたい方も、アウトドアでどのように過ごしたらいいかわからない初心者の方も、ぜひ参考にしていただければと思います。
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アウトドアで遊べるもの
モルック
モルックはフィンランドの伝統的なゲームを基にして、1996年につくられたスポーツです。老若男女問わず、2人以上で楽しむことができます。
モルックという木の棒を投げて、1〜12までの数字が書かれている、スキットルというピンを狙います。2チーム以上で対戦を行い、交互にモルックを投げていき、先に50点に達したチームが勝ちとなります。
遊ぶ場所は平らであれば問題ないので、砂浜などの砂地や、芝地などでも遊ぶことができます。シンプルなゲーム性で、体力の差が生まれにくいので、幅広い年齢層でも楽しむことができ、キャンプが盛り上がること必至です。
ポケットカイト
ポケットカイトはいわゆる凧です。凧なのですが、通常の凧のように骨組みがないことが最大の特徴です。空に飛ばして遊びます。
小さく折りたためて、コンパクトなケースに収納できます。そのため、荷物を圧迫することがなく、キャンプに最適なのです。
骨組みがないので飛ばすのにコツが必要ですが、上手く飛ばせれば10m以上の滑空も可能で、非常に盛り上がります。
スラックライン
スラックラインは、専用のラインを2点間に張り、その上を歩くなどして楽しむ遊びです。専用のラインはポリエステルなどのロープでできており、スラックラインを楽しむ道具のことを総称してスラックラインと呼びます。
一見すると難しそうに感じられますが、ラインの高さを低くしたり、短くしたりすることで難易度を調整できるため、子どもから大人まで楽しむことができます。
キャンプ場で楽しむ場合には、木の間にスラックラインを設置することが多いので、木の多い場所が遊ぶのに適しています。
なお、キャンプ場の木にそのままロープをくくりつけると木を傷めてしまう場合があるので、養生などをしてからロープを張るといいでしょう。
ドッチビー
ドッチボールと、フリスビーをかけ合わせたスポーツがドッチビーです。それに使用するボールのような道具もドッチビーと呼ばれます。小学生の大会が開催されるなど、日本でも人気が高まりつつあります。
ドッチビーの素材はやわらかいスポンジのような素材でできているので、当たっても痛くありません。怪我の心配が少ない遊びなので、誰でも安心して遊ぶことができます。ドッチボールのように相手に当てて遊ぶこともできますし、フリスビーのようにパスし合うことも可能なので、色々な遊び方ができて遊びの幅が広がります。
テント内で楽しめるもの
続いて、テント内で楽しめる遊び道具をご紹介します。
ペーパークラフト
まずご紹介するのは、ペーパークラフトです。ペーパークラフトは、紙で立体物を作る遊びです。
ペーパークラフトの道具は基本紙なので、雨が降ったときの「保険」として持って行ってもかさばらず、おすすめです。そして最近では、DODやキャプテンスタッグなどのキャンプメーカーもペーパークラフトの提供を行なっており注目されています。
これらのメーカーから提供されているペーパークラフトは、公式HPからPDFデータをダウンロードして、印刷するだけで手に入れることができます。
ダウンロードは無料となっているので、興味のある方は試しに入手してみてはいかがでしょうか。
カードゲーム
トランプやUNOといったポピュラーなカードゲームでも、キャンプでは意外と楽しめるものです。最近ではさまざまなカードゲームがあります。ここでは、2つご紹介します。
一つ目が「ナンジャモンジャ」です。
遊び方は、不思議な生き物にあだ名を付けていくというもの。戦略性が薄く、おもしろい見た目で視覚的にも楽しめるので、文字が読めないような小さな子どもでも理解しやすいのが特徴です。運の要素もあるので、誰でも勝つチャンスがあり楽しめるでしょう。
しりとりのようなゲームで、2枚のカードに書かれている単語を、つなげていくカードゲームです。ワードバスケットは対象年齢10歳以上ですが、対象年齢4歳以上のジュニア版もあり、幅広い年齢層で楽しむことが可能でおすすめです。
遊ぶ際の注意点
ここまで、アウトドアでおすすめの遊び道具について紹介してきましたが、アウトドアでの遊びは、楽しい反面、注意したい点もあります。特にアウトドア初心者の方は、以下のような注意点をあらかじめ頭に入れてから遊ぶようにしましょう。
虫よけ対策
外遊びではどうしても半袖になりがちです。半袖になると、虫に刺されるリスクが増加します。半袖になる場合は、虫よけスプレーを使ったり、虫よけクリームを塗ったりして虫が近寄ってこないようにする工夫が必要です。
また、虫は汗のにおいにつられてくることもあるので、タオルを用意して小まめに汗をふき取るよう心がけましょう。
熱中症対策を行う
夏場で注意したいのが熱中症です。
外気温が28℃を超えると、熱中症のリスクが増えるとされています。また、WGBTという熱中症のリスクを表す指標も要チェックです。WGBTは湿度、周辺の熱環境、気温の3つを取り入れた指標で、どれだけ熱中症のリスクがあるかを数値化してくれます。
参照:環境省
WGBTを計測できる機器も販売されており、数値が高いようであれば外遊びを中止する判断も必要です。
水遊びは特に注意を
川や池など水場での遊びは、特に注意が必要です。
子どもは10cmの水でも溺れる危険性もあります。また、静かに沈む事が多いので、周囲が気づかないうちに溺れてしまうこともあります。
雨が降ったときの川付近では増水する危険もあるので、天候にも注意しながら遊ぶようにしましょう。
遊び道具でさらにアウトドアを楽しもう!
今回はアウトドアを盛り上げる遊び道具、そしてアウトドアで遊ぶ際の注意点を紹介しました。
のんびりとするアウトドアも楽しいですが、遊び道具があればさらに盛り上がることでしょう。
ルールやモラルを守って、遊び道具を使った楽しいアウトドアを行いましょう。