今回タフドーム3025を体験してもらう児玉夫妻。お子さん2人の家族4人で、一泊してもらいました。
天井が高いテントはスペースを広く使える
使用時のサイズは、幅300×奥行き250×高さ175cm。同じエントリー向けテントの大ヒットシリーズ「タフワイド」より、一回りコンパクトです(後述しますがその分価格が安い)。
写真は取材協力していただいた児玉夫妻。
特筆すべきは、「高さ」です。身長174cmの旦那さんが、かがまずに立てます。
そのため、テント内で動きやすく、寝ていても開放感があります。実際に、天井の高いドーム型は壁の勾配が急なので、デッドスペースが生まれません。
限られたスペースを最大限に使えるんです。
ワンルームテントですが、こんな風にキャノピーを上げて前室もを作ることも。
インナーテントの出入口とフライシートの間には、雨風をしのげるちょっとしたスペースが確保できます。靴や荷物が濡れずに置けるのはうれしいポイントですね。
「外から見た以上に、広く感じました」と児玉夫妻。やんちゃ盛りの子どもたちと、ゆったり過ごせたようです。
また、今回は使用しませんでしたが、スタートパッケージに付属するインナーシート(フォールディングマット)は、フロアにジャストフィットのサイズです。
雨の日でも風通しをコントロールできるベンチレーション
タフドームは、コールマンの他シリーズでも好評の「サークルベンチレーションシステム」を採用しています。
ベンチレーション(通気口)が上下についています。特に上のベンチレーションは、簡単に開け閉めして風通しをコントロールできます。
出典:コールマンHP
そのほかにも、広めの出入口やメッシュポケット、外部電源を使用する際のコードの引き込み口の配置など、細かい使い勝手の良さが光ります。
耐水性、耐久性は必要十分
耐水圧は約2000mmと、このクラスでは十分のスペック。75Dポリエステルタフタを採用したフライシートは、しっかり撥水してくれるように感じました。
この日はあいにくの雨だったものの、室内に水が染みこむようなことはまったくありません。
2ルームテントと比較すると、ワンルームテントは強風の際の安定感などに不安はありますが、タフドームにはフライシートにあるストームガードと呼ばれる部分にロープを結び、しっかり地面に固定できる「ストームガードシステム」が採用されており、弱点をきっちりカバーしています。
アルミ製のメインポールは、触ってみると、見た目以上に安定感を感じられました。
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