“1日だけ”喫煙者に戻る日
ここからは番外編です。
コースターです。コースターなんかいる?と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、グラスの結露が木製のテーブルに染みを作ることがあるのです。ダブルウォールのマグでも時期によっては結露することがあります。
「テーブルの染みも味だよ」と思えれば良いのですが、僕はテーブルの染みはエイジングに思えません。かさばるものではありませんのでいつも一枚持っていくようにしています。
レモン絞り機です。レモンやライムを絞るときに、手を汚さずにしっかり果汁を絞ることができます。これははじめは「あったら便利かな?」くらいで買ったのですが、この「手が汚れない」ということがすごく良いのです。
キャンプ場は水場まで遠いこともあり、そう何度も手を洗いに行けません。何よりも一度座ったらそう何回も立ったり座ったりしたくありません。ウェットティッシュでも手は拭けますがゴミが増えます。手が汚れないに越したことはないのです。
ラストはワインオープナー&栓抜きです。どんどん絵画が地味になっていきますね。
両方とも蚤の市で見つけました。こういった小物は使えれば何でもいいという人もいるのですが、僕はこだわりたいのです。両方ともヴィンテージ品で、買ったときは錆びだらけでしたがサビ落としでよく磨いて使えるようにしたので愛着があります。
これは番外編のさらに番外編。
タバコです。僕は普段喫煙の習慣はありません。20歳から10年くらい喫煙者でしたが禁煙しました。ただ、ソロキャンプに行くときには一箱だけ買っていきます。
キャンプ場に到着して椅子とテーブルを出してビールを飲む。焚き火をしてそこから火のついた細い枝を一本取り出し、それをマッチ代わりにして火をつけたタバコを吸う。これが一口目のお酒と一緒くらいおいしいのです。
キャンプが終わる頃、まだ半分以上残っていますが必ず廃棄します。持ち帰ったらきっと「もう一箱」と喫煙者に戻ってしまうので、絶対に家には持ち込まないようにしています。
何しにソロキャンプに行くのかと問われれば「お酒を飲みに行く」と答えますが、「酒器を愛でに行く」と言い表したほうが正解なのかもしれないなぁと今回のコラムを書きながら感じました。
酒器はお酒の時間を豊かにします。酒飲みのみなさん、ぜひお気に入りの酒器を愛でにキャンプに行きましょう。