キャンプで役立つ“アウトドア用ナイフ”の種類、選び方、注意点をチェック。おすすめナイフもピックアップ

公開日:2024 / 09 / 13
最終更新日:2024 / 09 / 13

キャンプを始めるにあたって色々と集めたいギア。その中でも特にアウトドア用の「ナイフ」はひとつ持っていると様々な場面で役立つので便利なアイテムです。また、何よりブッシュクラフトやサバイバルといったワードを連想させるロマンがあります。一方で、どんなナイフをチョイスしようかいまいちよくわからず悩むアイテムですよね。

そこで今回はどのようなナイフを選べばいいのか、オススメアイテムと共に紹介します。

ナイフの種類

色々な種類があるナイフですが、主に3つに分類されています。

シースナイフ

ケース(鞘)に刃をおさめるタイプのナイフのことをシースナイフといいます。

刃とハンドルが一体となった頑丈な作りの物が多く、フェザリング、ブッシュクラフトなど木を扱う際も、厚みがあるしっかりとしたシースナイフを用います。

フルタング構造で刃厚のあるものであればバトニングにも挑戦可能。

食材を切ったり魚をさばいたりと、多用途で万能なナイフです。

フォールディングナイフ

刃を折りたたんでコンパクトに収納できるタイプのナイフをフォールディングナイフといい、比較的刃が薄いものが多く、調理に使用するのに適している製品が多いです。

ロープの切断などはできますが、耐久性がシースナイフに劣るのでバトニングには使用できません。

持ち運びが手軽なので、登山などにぴったりのナイフです。

アーミーナイフ

1本のボディに、ナイフ、栓抜き、ドライバー、ハサミやヤスリ、爪切りなど様々な用途の物を収めた多機能ナイフです。

虫眼鏡や方位磁石などが組み込まれた製品もあり、10個の機能を搭載していると十徳ナイフと呼ぶなど、機能の数に応じて〇徳ナイフなどと呼ばれることもあります。

素材ごとの違い

ステンレススチール

手入れが楽でサビがつきにくいステンレス素材。硬い物を切っても刃こぼれしにくいので、初めてのナイフや手入れが面倒だなという方におすすめです。

特に、グリップが樹脂製の場合水分を吸収しないため、よりサビがつきにくくなっていて手入れが楽なのが特徴です。

カーボンスチール

カーボン製ナイフの魅力はなんといってもその切れ味と研ぎやすさ。

切れ味はステンレスに勝りますが、硬いぶん欠けやすいというデメリットも。特に硬いものを切る際には注意が必要です。また、ステンレス製と比べると、サビやすいのが特徴です。

水分の拭き取りや日頃の手入れが必要なので、道具のお手入れが好きな人におすすめのナイフです。

ハンドルの素材を選ぶ

ナイフのハンドルには様々な素材が使われています。

天然材

ウッド(木材):ナチュラルな模様が魅力。手のフィット感が抜群な一方、水濡れなどで反りやヒビが起きることもある
スタッグ(鹿ツノ):鹿のツノを使用したハンドルで、耐久性と軽さを備えている
ホーン(ツノ):水牛や羊などのツノをハンドル材としている
ボーン(骨):牛などの骨をハンドル材としている。染色されたタイプもあり
レザーワッシャー(皮):牛革をワッシャー状にして積み重ねている。水に濡れると滑りやすい

人口材

樹脂:リーズナブルなものが多く、ゴム系のものは水にぬれても滑らない
G10:ガラス繊維を固めた素材。水に強く耐久性があるが、熱に弱い
マイカルタ:紙や布、木などを重ね、樹脂で固めた素材。水に強く耐久性があるものが多い
カーボン:軽く強度に優れ耐久性があり、熱に強いのが特徴。高級材
金属:ステンレスを始めとした様々な金属のハンドルがある
パッカーウッド:木を合わせて作った合板。天然木よりも強度が高い

最初の1本におすすめのハンドルは?

最初の1本にまずおすすめしたいのが、ステンレス製の刃を備えたウッドハンドル樹脂製ハンドルのナイフです。

手入れが簡単で、デザインと価格のバランスが良く使いやすいものが多いのがこの2種のナイフ。

アウトドアナイフで有名なメーカーからも多くの製品が販売されており、好みのものを選びやすくなっています。

⇒続きはこちら【おすすめのキャンプナイフはどれ?おすすめ5選をピックアップ

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